sheep

イギリスのメエスタッドというチームが、無数の羊を使って「ヒツジ文字」を作るという、大がかりなアートを完成させた。人文字なら日本でも小学生などがイベントのひとつとして行うこともあるが、言葉が通じない動物を使って巨大文字を一体どのようにして作るのだろうか…。

舞台となったのは、イギリス・ウェールズ地方の山の麓。高度な技術を必要とする羊たちを使ったアートが、小さいビデオカメラで映画のように撮影されている。スタッフの指示に従って羊たちを追いこんでゆくのは、もちろん牧羊犬の役割。彼らが正確に素早く羊を所定の位置まで追い込み、どんどん広大な草原一杯に何かが描かれていく様子には誰もが驚くだろう。

こうして最初にお目見えしたのは「巨大なヒツジ」! 羊1匹1匹が持つ、黒と白の毛色の違いによってパーツが区分けされ、大きな目や鼻などが表現されているのには圧巻だ。しまいには、4本の足が動いて、まるで本当に歩いているみたい! 

次は、なんとレオナルド・ダ・ヴィンチのアートが表れる! 着色されたライトを羊に装着。絶妙な色の違いに分けられたパーツをどんどん組み立ててゆくと、あの有名な「モナリザ」が完成されるのだ。これぞまさに究極の芸術。拡大すると、全部羊でできているのだから、これにはダ・ヴィンチもビックリだろう。これらはチームの高度な技術なくしては作ることができない。

日がすっかり暮れると、今度もまた全部の羊にクリスマスツリーのような白光ネオンを装着させて、草原をひたすら走り回らせる。とはいえ、ただ走っているのではない。ひとつひとつの動きは、ちゃんと計算しつくされているのだ。羊たちが秩序を持って花火のように美しく散っていく様子はとても幻想的。

最後に、フランス映画さながらの「fin」という文字を形成して終わるという、ひとつの物語のような作品。ここまで説明しておいてなんだが、文章を読んでいてもよく伝わらないと思うのでコチラの動画(youtube)をご覧あれ。 この究極の芸術を前に、あなたも感動せずにはいられないだろう。

執筆:メル凛子

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