【衝撃】日本のカップうどん『赤いきつね』がアフリカで大人気! マサイ族とケニア人「これマジでウマいわ……」(その2)
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日本で作っておいた表彰状。そこには「ケニアナンバーワン寿司大将」の文字が燦然(さんぜん)と輝いている。しめやかに授与式を行い、通(つう)っぽく「エビ」だけをリクエストしてから、ついでに「天ぷらうどん」も注文してみた。
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ウン、いつも通りエビはウマい。そして、天ぷらとうどんが別々になって出てきた天ぷらうどんも……憎らしいくらいに、これまたウマい。

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ダシは関西風で、かなり甘い。うどんは普通。だが、それよりなにより天ぷらがヤバイ! カッリカリのサックサクで、どこに出しても恥ずかしくない最高の揚げ具合!! まさかケニアでこんなにうまい天ぷらが食べられるとは……と、驚きを隠せない。だが、ダシに関しては正直なところ『赤いきつね』のほうがウマいと思う。

・目には目を。うどんにはうどんを

しかし、今回の目的は調査である。目には目を。うどんには……うどんを! ということで、ケニアナンバーワン寿司大将をふくむ4人の職人に、『赤いきつね』と『緑のたぬき』を食べてもらった結果──さも当然のように100%の「ウメェ」評価が連発!!

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なお4人中3人が『赤いきつね』のほうが好きだと答え、うち1人は「甲乙つけがたい」と、すなわち “両方ウメェ” の評価であった。先のテリヤキジャパンもそうだったが、ケニア人とうどんの相性は、我々が思っている以上にバツグンなのかもしれない。

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・2カ月ぶりのマサイ族

続いて実食してくれたのは、いよいよ注目のマサイ族だ。首都ナイロビから約5時間。“野良(のら)ダチョウ” や、“野良キリン” がいるオフロードをタンザニア国境に向けてひた走り、マサイ族の集落がある「アンボセリ」へ到着した。

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私がここに来るのは3回目で、前回訪れたのは、つい先日の2カ月前だ。もはや私にとってのアンボセリは、新宿から上野のアメ横へ買い物に行くような感覚である。それはさておき、出迎えてくれたのは私の親友のマサイ戦士「ルカ」と、過去最大数のマサイ族たち。

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恒例のマサイジャンプや歓迎の儀式もそこそこに、さっそく赤いきつねと緑のたぬきを試食してもらうことに。なお、マサイの村には基本的に水がないので、お湯を入れた水筒を5本も用意しておいた。もちろんハシは使えなさそうなので、フォークも持参だ。

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まずはマサイ族のリーダー・ルカが、『赤いきつね』をチュルチュルと食べ始めた。スープもグイッと口にして、出た言葉は「……グッド!」の声。他のマサイ族たちも、次々と『赤いきつね』と『緑のたぬき』に興味を持ち始めて、7〜8人は食べていたと思われる。そして、それぞれに評価を聞くと……みな一様に、親指付きで「Good」の高評価!

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・即答「赤いきつね!」

また、『赤いきつね』と『緑のたぬき』のどちらが好きかも聞いてみると、かなりの即答で「赤いきつね!」との声があがった。緑のたぬきが好みだという 通(つう)なマサイ族も1人いたが、圧倒的に『赤いきつね』の方が大人気。というわけで、我らが日本の『赤いきつね』は、ライオンをも倒してしまうマサイ族にもバリバリ通用してしまったのである!

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・ラストは宿一番のグルメ番長

最後の試食者は、私が宿泊していた宿のシェフ。それも単なるシェフではなく、「ヘッド・シェフ」という最高位の肩書を持つ、この宿一番のグルメ番長だ。なお、そこはかとなく声が志村けんに似ているので、動画は必ず要チェックしてほしい。

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それはさておき、キビシイ面持ちで、そばを口にするケニア人シェフ・ロバート氏。最初は無言だったが、『赤いきつね』を口にした──その直後のことだった!!

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まさしく「キラリラリ〜ン☆」といった感じで、今まで見たことのないような笑顔を見せたのである! 言葉は不要。このリアクションだけで、何を感じたのか一発で分かるはず! その後、何度も何度も つゆ のダシを確認するシェフ。その度に「ウン、ウン……」と確認しながら、「これマジでウマいわ……」と つぶやくシェフ。この味は……本物だ!

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ちなみに、『赤いきつね』のほうが好みであるというシェフだったが、「だが!」と前置きしてから、「緑のたぬきの天ぷらを、赤いきつねに入れたら絶対にウマい」と、まるで本誌の “合体グルメネタ” のような見事なアイデアまで炸裂させてくれた。『赤いきつね』に『緑のたぬき』の天ぷら。これがケニアでのスタンダードになりそうな予感。

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ともあれ、『赤いきつね』と『緑のたぬき』は “世界に” 出しても大丈夫。なにせ日本の裏側にあるケニアの人々でさえ、1人も「まずい」と言う人がいなかったのだ。事前に伺った東洋水産の岩野さんの予想は、みごと的中した。

これもやはり、長年にわたり水産物を取り扱ってきた経験とスキルを活かし、カップ麺に合う “だし” へのこだわりを追求し続けているからこそ、『赤いきつね』と『緑のたぬき』は国境を超えても人気なのだろう。『赤いきつね』と『緑のたぬき』の “だし” の実力がここまでとは……恐るべし!

特に『赤いきつね』は鉄板中の鉄板。もしもケニア版を出すのならば、赤色の服が印象的なマサイ族にならって「赤いライオン」にするべき……かも知れない。

参考リンク:東洋水産「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼あらためて渾身の動画をどうぞ!

▼赤いきつねと緑のたぬきinケニア写真館
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