簡単に作れてサラサラっとスピーディーに食べられる日本の伝統食、それがお茶漬け。お酒の席での「シメ」として楽しまれるだけではなく、海外旅行に行く際に、お茶漬けの素を持参する「隠れお茶漬けファン」も意外と多い。また、近ごろはお茶漬け専門店なども人気であり、「2011年はお茶漬け元年になる」と密かにブームの到来を予想するお茶漬けフリークもいると聞く。

そんなお茶漬けファンから一目置かれる存在なのが、誰しもが認めるスーパーマジシャン、超魔術師のMr.マリックである。

とあるお茶漬けファンのタレコミによると……

「Mr.マリックはお茶漬け専用のアタッシュケースを持ち歩いていました。そのアタッシュケースの中は細かく仕切られており、様々なお茶漬けの具が数十種類も入っています。また、レンジでチンするインスタントのご飯も持参しており、ポットのお湯さえあればいつでもどこでもお茶漬けが楽しめる状態なのです」

とのこと。

なんでも、数十年前のMr.マリックブームの時は多忙を極め、満足に食事する時間もなかったらしい。しかしお茶漬けセットさえ持ち歩いていれば、控え室でも移動中でもサラサラっと食事をとることができたのだという。つまり、Mr.マリックのブームを支えたのが、ほかでもないお茶漬けであったのだ。

どんな状態でもお茶漬けが食べられる体勢を整え、体調管理をし、最高のパフォーマンスを披露していたMr.マリック。まさしくプロ中のプロ。お茶漬けファンから尊敬されるのも納得である。

(文=GO
イラスト:マミヤ狂四郎