薄毛(ハゲ)をごまかす7つの必勝テクニック(その2)

・その4:アングル(angle)

数学的テクニック「アングル(angle)」は、目の錯覚を利用した究極奥義に近い必殺技だ。この方法を使えば、なんと額の広さを「10分の1」にすることも可能。まずは下の写真を見て、技名「アングル」の凄まじさを感じ取ってほしい。50off

どうだろう。どこからどう見ても「オデコの狭い人」である。だが実際は広い。画像を測ってみたところ、私の額は70ピクセルという長さであった。だがしかし、アングル実践後の写真の長さは……なんとジャスト7ピクセル。大バーゲン90%オフである。150angle

ちなみに、もしも仮に、相手の目線が自分と水平だったとしてみると、最もアングル効果が高いのは「直角よりも60度のけぞる」という角度であった。つまるところ、相手の目線の高さを瞬時に測り、追尾レーダーのごとく常に角度を計算しながら「相手の正面から150度」を維持できるようになれば無敵なのだ。

・その5:デスマッチ(Death Match)

もちろん語源はプロレスのデスマッチ。そして、デスマッチを得意とするファイターの勲章ともいえるのが、ボコボコと膨れ上がった「額の傷跡」であろう。有名な傷跡といえば、ブッチャーことアブドーラ・ザ・ブッチャーの額に切り刻まれた「縦方向の傷跡」であるが、ハゲ隠しに適しているのは「横方向の傷跡」である。

やり方は至って簡単。単にオデコを狭めるだけだ。オデコ伸縮のプロになると、まるで洗濯板のように、シワとシワの間にポストカードが挟めるくらいまで縮めることが可能となる。57off

なお、計算してみたところ、デスマッチ効果による縮小率は57%オフ。元の額の広さよりも、6割弱は狭く見えるということだ。ただし、やりすぎるとシワ線がしばらく残ってしまうので、「ここぞ!」という時に注意して使って欲しい。

・その6:フェイク(Fake)

スポーツ界における「フェイク」とは、相手を惑わす動きのことを指す。そのテクニックは、薄毛(ハゲ)のごまかしにも応用できる。なぜ人が「ハゲ」だと認識するのかといえば、ずばり “最も目立っているのがハゲ部分” であるからに他ならない。

ヒゲ伸ばしが鉄板だが、アゴを伸ばすのも良いだろう。出来る限り、相手の注意を “目線よりも下” に誘導するのが鉄則だ。思い切り特徴的なヒゲが目の前にあったら、相手は「変わったヒゲの人だった」と、アントニオ猪木ばりにアゴが伸びていたら「猪木みたいなアゴだった」と認識する。そこに「薄毛」という二文字は存在しない。ago

イチかバチかの大勝負として、「横山やすし」という技もある。メガネの位置を「生え際」あたりに持ってくるのだ。すると人は「ああ、メガネをかけているけど、たまたま今は肉眼で見たいのね」と認識する。それと同時に生え際も隠れる。完璧だ。hagenihamienai

・その7:漫画家(mangaka)

ハゲを隠したいけどヅラは嫌だ。そんな人が陥りがちなのが、「帽子好き」というキャラクターだ。いつも帽子をかぶっている。いつもバンダナやタオルを巻いている。だが、そんなキャラクターを演じても、人は「帽子好きなんだなァ」とは思わない。

無情なものだ。本当に帽子が好きなのかもしれないが、フサフサ頭の人でさえ「もしかしたら」と疑惑の目で見られてしまう可能性もゼロではない。だが、そんな疑惑もふっとばす、史上最強にして永遠に続く、天下無敵の帽子がある。そう、ベレー帽だ。mamiyabere

ベレー帽の男に「俺、漫画家なんだ」と言われたら、もはや納得するしかない。タートルネックを着ていたらなお良しで、メガネもしくは “パイプたばこ” を手にしていたら完璧中の完璧だ。漫画家じゃなくても、絵筆を持って「画家」でも可だが、黒ベレー帽の正面に赤ドクロの刺繍を入れ、銀河系漫画家を名乗るのも悪くないだろう。

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.