【食料なし】飲料水だけ持参して無人島でサバイバルしてきた(前編)その2
zenmai2

ぜんまい(みたいな植物)を収穫してからの私といったら、それはもうウッキウキのハイテンション。夕日が見えたと思ったら、自撮り棒を片手に持ちつつ「夕日だ! 走るしかないぞ!!」と夕日自撮りレポをする始末。ちなみに、夕日に向かってダッシュしたが、まるでジャングルのように木々が生い茂っていたので夕日は見えなかった。

View this post on Instagram

走ったけど見えなかった

A post shared by Go Hatori (GO羽鳥) (@mamiyak46) on

・自撮り棒が大活躍

太陽沈んで夜になると、あたりは真っ暗で何も見えない。しかし、ここでも自撮り棒が大活躍。懐中電灯で道を照らすと同時に、自撮り棒の先にセットしたiPhoneで、「ライト付きの動画撮影」をしながら暗闇を進む。ダブルライトで怖くない!mujintou8

そしてようやく寝床である “一人用テント” へ到着。火をおこしてナベをセットして……と準備しようと思ったが、あいにく強い風がビュービューと吹いており、とてもじゃないがナベ料理ができるような状況ではない。さて、どうしよう……。mujintou9

──と、ここで思い付いたのが「あぶり」である。まるで寿司屋の大将がサーモンなどをバーナーで炙(あぶ)るがごとく、ライターでジリジリと炙ればイイじゃん。あぶることによって香ばしさも強調されるから、きっと「マンモスおいP」に違いない!aburi1

強風の「ゴーッ」という音と、海の「ザザーッ」しか聞こえないテントの中、私は背を丸めながらライターで ぜんまい を炙ってみた。「ジジ……ジジ……」と、焼けるせんまいの音がそこに加わる。白い煙も「ツー」と立ち、なんだか怪しい雰囲気だ。

View this post on Instagram

あぶり

A post shared by Go Hatori (GO羽鳥) (@mamiyak46) on

それと同時に、なんだか良い香りがしてきた。香ばしいというか……漢字こそ同じだが、これは「お香」のニオイである。完全にお香。テントの中がアジアン部屋の香りになってきた。「そうか、ぜんまいをあぶるとお香になるのか……これはライフハックだな」なんて思いつつ、パクリと一口食べてみた。モグモグ……。味は────ッ!?

View this post on Instagram

衝撃の事実が判明

A post shared by Go Hatori (GO羽鳥) (@mamiyak46) on

マンモスまずい。というか、超ニガい。どんな味なのかを説明するなら、ハッキリ言って「お香を食べたような味(食べたことはないが)」である。そうか、ぜんまいをあぶるとお香の味になるのか……って、ちがう! これは「ぜんまい」ではないぞ!!

・ぜんまいじゃなかった

後の調べによると、この「ぜんまいみたいな植物」の正体は、『ウラジロ(コシダ)』らしい。いろいろネットで調べてみると、「間違えてネコが食べたら吐いていた」や、「ウサギにあげてはいけません」など、人間以外の記述ばかりがヒットした。どうやら、人間はもちろん、ネコやウサギでも食べてはいけないモノらしい。zenmaijanee

もちろん、私もネコと同じく、すぐにペッペと吐き出した。その後、何度も水で口をゆすぎ、無知すぎる自分を恥じつつ少し泣いた。貴重な飲料水 miu も、ムダに数本消費してしまったからだ。はたして、こんな状態でもう一晩あかせるのだろうか? 悪夢の2日目と感動の3日目は、数日後にアップ予定の『後編』でお伝えしたい。

参考リンク:ダイドードリンコ「miu」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼GO羽鳥の無人島サバイバル(前編)フルバージョン