体重移動で動作する転倒しない電動二輪車セグウェイ(Segway)。ノーマル時の最高時速は20キロだが、海外のセグウェイユーザーが世界最速の改造セグウェイを作り上げたと話題になっている。

改造箇所はタイヤのみ。標準のタイヤよりも大きく幅も細い大径ホイールのタイヤを装着し、体を大きく前に傾けていざスタート! そして計測した結果、最高時速は40キロに達したという。

発売当初は大きな話題になったが、ソフトウェアの不具合による全車両のリコールが行われたり、アメリカのブッシュ元大統領がセグウェイでコケそうになっているシーンがテレビで放送されてイメージが悪化したり、米ディズニーワールドがセグウェイの乗り入れを禁止したり、セグウェイ社オーナーのヘセルデン氏がセグウェイで散歩中に川へ転落して亡くなったり……と、呪われているとしか思えない出来事が続いている不運な乗り物セグウェイ。現在は標準モデルの「i2」と、オフロードモデルの「x2」が販売中だ。

ちなみに、日本の道路交通法では普通自動二輪車に分類され、ブレーキなどの保安基準を満たしていればナンバープレートを取得することも可能。しかし、セグウェイに別途ブレーキをつけると構造上転倒してしまうため、保安基準を満たすことは物理的に無理。よって、公道での走行も不可能というわけだ。

(文=GO
screenshot:YouTube mastersector


■参考リンク
The World’s Fastest Segway (Video)(geeky-gadgets)英文