1台のF1カーを制作するのにかかる費用は、一般的には約50億円とも言われている。現役を引退した中古のF1カーでさえ、安くても10億円。とてもじゃないが、個人が道楽で手に入るシロモノではない。

しかし、そんな夢のマシンをたったの600ドル(約4万8000円)で作り上げた男たちがいる。中国・重慶にある西南大学の学生たちである。

F1カーと言っても、ガソリンは使わない電動自動車。それも太陽エネルギーで駆動するソーラーカーだ。

部品はすべて手作りで、かかった費用は合計約600ドル(約4万8000円)。素材は軽量のアルミを使っており、最高時速は40キロ。晴れた日なら4~5時間は走り続けることが可能となっている。F1と呼ぶには少々ショボいが、その情熱は間違いなくF1級だ。

ちなみに本物のF1カーの素材は、軽くて強いカーボンファイバー。タイヤは1本100~200万円。フェラーリなどの有名チームになると、1台の制作費用は500億円にもなるらしい……。まさに「夢のマシン」である。

(文=GO
screenshot:vietnamnet.vn

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