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【答え】
自分の帽子の色を言い当てられるのは、死刑囚Bである。ポイントは、CはAとBの帽子の色を見られる位置にいるということ。

つまりAとBが同じ色の帽子をかぶっていた場合(例:2人とも赤の帽子)、Cは自分の帽子の色がもう片方の色(この場合、白)であるということが分かり、容易に自分の帽子の色を言い当てることができる。

しかしAとBが違った色の帽子をかぶっているため、Cは自分の帽子の色が分からず、何も言うことができない。このCの状況をBが把握すれば、Bは「自分の帽子の色は目の前にいるAと違う色だ!」と予想することができる。

この説明だけだとちょっと理解しにくいので、BとCの心境を見ながら、答えを解説したいと思う。

C「クソーー! 目の前の2人の帽子の色が違うから、自分の帽子の色が何色なのか分からんではないか!」

B「Aと俺の帽子の色が見えているはずのCが、何も言わない。ということは、Aと俺の帽子の色は違うということか! なるほど、なるほど! Aの帽子の色が赤だから、つまり俺の帽子の色は……白だーーーッ!」

どうだろうか? スッキリしていただけただろうか? それにしてもずっと壁の方を向かされ、他人が自分の命を救ってくれることを願うしかないAとDの気持ちを考えると、不憫(ふびん)でならない……。

画像:RocketNews24