南米チリで発生した未曾有(みぞう)の大地震。世界規模で津波が発生し、日本にも到達。漁業に大打撃を与えているようで、被害状況が判明していくにつれ、被害額はどんどん大きなものになっていくと予想される。とはいえ、日本において死傷者が出なかったのは不幸中の幸いといえるだろう。

だが、日本のお隣、台湾では信じられない光景が見られたという。なんと、津波を見物しようと多くの台湾人が海岸沿いに集まり、なかにはバーベキューをしながら津波がやってくるのを待っていた家族連れもいたというから驚きだ

津波が発生している状況で「様子を見に行く」という行為は非常識きわまりなく、タイ・プーケットに押し寄せて大惨事となった巨大津波の際も、見物に行った人たちが津波にさらわれ、命を落としたといわれている。

カメラや双眼鏡を片手に、まるでピクニック気分で津波を見物しに行く台湾人たち。ましてや子供を連れた家族総出で見物に行くなど、日本人や津波の恐ろしさを知っている国の人たちは、決してしない行為である。

1867年の事になるが台湾にも津波が押し寄せたことがあり、その際は100名の死者を出す惨事となった。しかし現在の台湾人は、その津波の恐ろしさを知らないのかもしれない。