世界的に賃貸オフィスの賃料が下落するなか、東京が世界で最も賃貸オフィスの賃料が高い地域であることが分かった。22日、ファイナンシャル・タイムズが伝えたもので、東京のオフィスは年間平均1平方メートルあたり1441ユーロ(約17万5800円)という世界最高額の賃料だという。

賃貸オフィスの賃料は近年の経済危機を受け、2009年に世界的な下落を記録した。シンガポールで45%、香港で21%、東京で21%、ホーチミンで50%以上も下落し、ウクライナのキエフで50%、アイルランドのダブリンで38%と軒並み落ち込んだ。またアメリカでも7%下落したが、南アメリカでは安定しているそうだ。

そのため、これまで最高額だった香港を抑え、東京が世界一賃貸オフィスの賃料が高い地域となった。なお、香港では年間平均1平方メートルあたり1207ユーロ(約14万7200円)となっており、ロンドンのウエスト・エンドより安い。

香港の不動産コンサルトCushman & Wakefield社のJohn Siu氏は「賃貸オフィス業界は、空前の不況に悩まされている。2010年は、さらに空室が増加したり、賃料が安くなったりするのではないかと見ている。回復に向かう前だから仕方ないことだが」と懸念を示している。