日本での週刊漫画誌の定価は200~400円ほど。1980~1990年代には週刊少年ジャンプが170円で購入できる時代だった。そう考えると現在の200~400円という週刊漫画誌の価格は高いようにも思えるが、このほどオークションで9000万円もの価格をつけて漫画雑誌が落札された

9000万円もの値をつけたのは、北米で発売されていた『アクションコミックNo1』1938年6月号。週刊少年ジャンプのアメリカンコミック版のような漫画雑誌で、当時は多くの子供達に愛されていた漫画雑誌だ。当時は10セント(現在の価格で約9円)で売られていたという。

この『アクションコミックNo1』に9000万円の値がついたのには理由がある。限定版だから? 袋とじがついているから? 発行部数が少ないから? どれも不正解。正解は「人気漫画『スーパーマン』の第一話が掲載されている漫画雑誌」だから。

東京新聞によると、「現存するものが約百部しかなく希少で、かつ保存状態が非常に良いため値がつり上がった」としている。『スーパーマン』の第一話が掲載されている『アクションコミックNo1』のなかでも保存状態が最高に良いものだったため、9000万円になったわけである。

この『アクションコミックNo1』が発売された1938年は、ドイツがユダヤ人に対して迫害を開始した年であり、日本軍が中国・重慶市を爆撃攻撃をするなどした年。そんな時代から『スーパーマン』が存在していると思うと、アメリカンコミックの歴史の深さに驚かされる。