あまり知られていない事だが、人気のファミコンゲームの『ボンバーマン』(ハドソン)、『ロードランナー』(ハドソン他)、『バンゲリングベイ』(ハドソン)、『チョップリフター』(ジャレコ)は全て同じ世界の物語であり、作品によっては密接に関係している作品もあるのをご存じだろうか?

全ての作品はバンゲリング帝国を舞台にした作品であり、『ボンバーマン』を除いては全てブローダーバンドソフトウェア社が開発したテレビゲームなのである(ファミコン版はハドソンやジャレコ、アイレム等の各社が発売)。バンゲリング帝国はサイボーグや機械人間の支配する機械帝国で、科学技術が極端に発展しており、時限や時空を自在に操る事ができる力を持っている。

『ロードランナー』はバンゲリング帝国から金塊を奪い返す物語、『ボンバーマン』はバンゲリング帝国の爆弾工場から脱出して人間(ロードランナー)になる物語、『バンゲリングベイ』はカリブ海の海域に出現したバンゲリング帝国の主要施設を破壊する物語、『チョップリフター』はバンゲリング帝国から捕虜になった人間達を救出する物語だ。

時系列的な部分でハッキリしているのは、『ロードランナー』は『ボンバーマン』よりも後の時代の物語という事のみ。『バンゲリングベイ』や『チョップリフター』がいつの時代を描いた作品かは不明である。また、『ボンバーマン』の続編として『ボンバーキング』が存在するが、惑星アルタイル(惑星名は恒星アルタイルから由来していると思われる)という地球やバンゲリング帝国とは関係のない星が舞台のため、バンゲリング帝国のシリーズとは言えない。

「厳密には『ボンバーマン』もバンゲリング帝国のシリーズとは言い難い」という説もある。確かにストーリーは繋がっているかもしれないが、バンゲリング帝国シリーズを開発したブローダーバンドソフトウェア社のコピーライトがゲーム内にもパッケージにも書かれていなかった事から、「脱出して人間(ロードランナー)になった」というストーリーは、ハドソンの判断により付け加えられたストーリーである可能性が高いとされている。