『淋しい女は太る』という本があったが、淋しさに加えて『うつ』や『不安』などの精神衛生上良くない心理状態にも肥満の原因があるという。

慢性の『うつ』や度々『うつ』に陥る人、不安障害の人は時の経過とともに体重が増加して肥満する傾向があるとロンドンの医師が報告している。これは35-55歳の4,000人以上の肥満していない人々を19年間にわたって追跡調査した研究だという。

肥満と『うつ』、どっちが先なのかは、はっきりとはわかっていない。『うつ』の症状として食欲が増し、体を動かさなくなるので体重が増加する。また、肥満が不名誉な事なので『うつ』へと発展する、と両方向で起こる可能性もある。

『うつ』では肥満が平均的であり、『うつ』と肥満を分ける事は難しく、例えばアメリカの肥満率は25-30%だが、重い『うつ』の人々の間では率は2倍に跳ね上がるという。よく失恋女性がケーキやアイスクリームを焼け食いするが、あれを見る限り失恋で落ち込んで過食するので太る、つまり『うつ』や不安、ストレスが先なのでは・・・?

アメリカでは何だかんだと理由を付けるのがお好きだが、結局のところ食べ過ぎなければ太る事はないと思うのだが……。

記者:セリー真坂

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webmd.com