アメリカで唯一売春が合法化されているネバダ州で、このほど男娼(売春に従事する男性)が誕生した。州政府に第1号として公式登録されたこの男は、マーカスと呼ばれている。プライバシーの関係で実名は明かされていない。マーカスには男娼を通じて叶えたい壮大な夢があった。

マーカスは元海兵、鍛え上げられた肉体を持つ25才である。最終学歴は大学中退。一時はロサンゼルスでポルノ男優としても活躍していた。性産業に精通しており、その造詣は深い。彼を雇う会社の社長は、州から許可を得るために数年前から何度も申請を繰り返していた。この度晴れて営業許可が下りのだ。男娼募集の広告をネットで始めると、申し込みが殺到。数百人もの応募があり、その中からの人選は大変であったと漏らしている。マーカスは選り抜きの逸材である。

マーカスには夢があった。『性産業のロサ・パックスになる』と豪語している。

ロサ・パックスとは1950年代の黒人女性である。人種差別の激しいその当時、白人だらけの公衆バスに1人乗り込み堂々と席を占有していた。席を譲るように促されたが、平等を訴えるためにこの要求を拒否して警察に連行された。これを機にアメリカ全土で民権運動が広まったという。マーカスは自分の活躍をきっかけに、性産業での男女平等が確立されることを目指している。

ちなみに彼の料金は1時間300ドル(約27,000円)である。すでに常客もついていて、今後の彼の仕事ぶりに関心が寄せられているとのことだ。マーカスの働きが果たして、アメリカ性産業に新風を巻き起こすのか。そして、ロサ・パックスのように歴史に名を遺す大人物に成り上がれるのだろうか・・・。

■ 参考リンク

NYDailyNews.com