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あまり知られていないことだが、イタリア人もマグロ漁をするしマグロを食べる。特にシチリア州エガディ諸島・ファビニーニャ島ではマグロ漁が行われており、毎年夏になると行われる恒例の行事にもなっている。以前はもっとマグロが獲れたそうだが、現在はマグロ漁だけで食べていくことは難しいのだとか。

ファビニーニャ島ではマグロ漁のことをマッタンツァと呼んでおり、最近は観光客を漁船に乗せて、マグロの追い込み漁を見学させている。カーポと呼ばれるボスの指示で複数の漁船が動き、マグロを威嚇しつつ、どんどん網の内部へとマグロたちを追い込んでいく。

「あげろーっ!」という意味の指示が出たら、いよいよ網をあげてマグロたちを捕獲。数十年前は食べきれないほど獲れたマグロだが、現在は数えるほどしか捕獲できないという。環境破壊や、それに伴う気候や海流の変化がマグロの減少を招いていると思われる。

マグロの現象は経済状況の悪化を招いており、観光客を漁船に乗せて手数料をもらい、それで生計を立てている漁師もいるようだ。マッタンツァは見ているだけで非常に面白く、そしてなかなか体験できない。もし少しでもイタリアのマグロ漁に興味があり、そして漁師のために少しでも役に立てれば! と思うのなら、ぜひ見学してみてほしい。

Photo: dario_marc / マッタンツァの様子