大阪にはたこ焼きや串カツ、お好み焼き、うどんなど、さまざまな名物グルメがある。それらと並んで忘れてはいけないのが、店舗の看板だ。道頓堀のえびす橋(通称:ナンパ橋)のグリコ看板を筆頭に、道頓堀川沿いの店舗にはユニークな看板がたくさん掲げられている。

見ているだけでも楽しくなってしまうのだが、取り分けインパクトの強いものを発見したのでご紹介したい。その看板(立像)は、ホテルの入り口にあり、異様な存在感を醸している一目見たら、「なんでやねん!」とツッコミを入れたくなるに違いない。

奇妙な像が入り口に据えられているのは、えびす橋から御堂筋を挟んだエリアにある「なんば道頓堀ホテル」だ。難波・心斎橋にも比較的アクセスし易い場所にあるビジネスホテルで、部屋のつくりやサービスは他のホテルとあまり変わらない。

だが、入り口の像の視覚インパクトは、他の飲食店の看板さえも凌ぐ。一見しただけで忘れることができなくなるほどだ。関西人でなくても、「なんでやねん!」と裏拳を繰り出してしまいたくなるはず。

実はこの立像には、意味があるようだ。同ホテルのHPによると、4つの像はそれぞれ「東洋人・アフリカ人・アラブ人・西洋人」を意味しており、見た人にもっとも印象を与えるといわれる「大きな顔」をモチーフにしたとのことだ。それにしても顔がデカすぎる。顔から直接足がはえている様子も、不気味と言わざるを得ないだろう。

しかし当初の目論見通りに、1度見たら忘れられないのも事実だ。それにしても、大阪人の自由すぎる発想には脱帽である。ホテルにこの像を持ってくるとは……。

写真:Rocketnews24
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▼ ホテルの前に立ち並ぶ顔像
▼ こちらが西洋人?
▼ こちらはアラブ人?
▼ そしてこちらがアフリカ人?
▼ 手前が東洋人らしい?
▼ 日本人ぽく見えなくもない
▼ 鼻の穴がデカイ
▼ つぶらな瞳は何を見る

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