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12日に最後の遺作として、発表されたマイケル・ジャクソンの未発表曲『THIS IS IT』。実は単独の作品ではなく、共作であることが明らかになった。マイケルと共に楽曲制作を手掛けたのは、ポール・アンカである。『ダイアナ』『君は我が運命』で日本にもポップス旋風を巻き起こしたポール・アンカは、過去の共作により、収益の50%を得るという。

アンカがマイケルの遺作として、『THIS IS IT』がリリースされるのを知ったのは発売前日の11日であった。発売元のソニーミュージックは楽曲リリースに当たって、幻のツアーと同名のタイトルであることを理由に、この曲のリリースを決めていた。しかし、この曲がマイケルとアンカの共作とは知らなかったのだ。

インターネット上で発売に先立ってこの曲が流されているのを聞き、アンカはただちに遺産管理者に連絡を入れた。すると、遺産管理者側は誤りを認め謝罪したという。

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この曲は83年のアンカのアルバム『Walk a Fine Line』に収録するデュエットソングとして書き上げられていた。しかし、マイケルの『スリラー』のヒットによりレコーディング作業が未完に終わり、お蔵入りになっていた。90年、ラテン系ヒップホップシンガーのサファイアが『I Never Heard』というタイトルで同曲をリリース。今回のアンカの申し出は、このサファイアの曲が裏づけとなり、マイケル側に受け入れられた。ちなみにアンカ側では、『I Never Heard』の楽曲の所有権の書類が整っていたという。

実はアンカは、1957年にデビューし『ダイアナ』などの楽曲で広く知られているが、長年に渡って音楽活動を続け、たくさんの名作を世に届けている。フランク・シナトラの名曲『マイ・ウェイ』はアンカが提供したものであり、映画『史上最大の作戦』のマーチも彼の手によるものだ。また2005年にはハードロック、グランジ、ソウルなどをジャズスウィングアレンジにカバーした『ロック・スウィングス』をヒットさせている。

幸運ではあるが、今回のニュースは彼の実力の成せる業だったのではないだろうか。

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