辛口サッカー解説者として知られる、セルジオ越後氏が熱い思いを込めて作った、「セルジオ越後辛口!? カレー」が2011年12月に発売開始となった。商品名に「辛口」と記されているうえに、セルジオ氏の家庭の味を再現したとあって、相当激辛のカレーでは? と期待したのだが、ただの激ウマカレーであることが判明したのである。

このカレーは、セルジオ氏がシニアディレクターを務めるプロアイスホッケーチーム「H.C.栃木日光アイスバックス」の選手にふるまわれていたものだ。これが選手やチームのファンに好評を博し、商品化されることとなった。

辛口批評家の作るカレーなのだから、絶対に辛いに違いない! そう思った私(記者)は、発売直後すぐに注文した。そうしたところ今日(12月14日)になって商品が届いたのである。

まず最初に驚いたのが、商品のパッケージがないことだ。ダンボールを開けるといきなりパウチされたカレーがドン! 何か仕掛けがあるのではないかと期待したのだが、その期待もむなしくカレーがドン! である。

そして1袋開封して、電子レンジで温めて実際に食べたところ、驚くべき事実が判明した。それは、一口食べても二口食べても辛くないことだ。これが三口食べも四口食べても、全然辛くない! さらに衝撃的なことにウマいのだ、ウマすぎるくらいにウマいのだッ!!

なんだ、ただの激ウマカレーじゃないか。いくらでもご飯が進む。こんなにウマいカレーは専門店でもなかなか珍しいくらいにウマい。セルジオ氏がこだわったというだけあって、味に妥協がない。きのことひき肉たっぷりで、ジューシーかつほんのりスパイシー。

辛さを長さに例えるなら1ミリだ。1ミリ程度のしか辛さを感じない。これなら子どもでのおいしく食べられる。いや、むしろ子どもが好きな類の味だ。お母さんのカレーより好きになってしまうかもしれない。辛口解説者の作るカレーと聞いたのだが、残念なことにほとんど辛くなかった。めちゃめちゃウマい、ただの激ウマカレーだったのである。

写真:Rocketnews24

▼ ダンボールで届いたぞ
▼ パッケージはなく、中にはカレーがドン!
▼ レトルトにはセルジオ氏の愛情が詰まっている
▼ きのことひき肉たっぷり
▼ 1ミリしか辛くない激ウマカレーだった