五輪で「何かしている風」の写真
五輪で「何かしている風」の写真

『北京オリンピック 2008』を思い出として振り返る『思い出の北京五輪』コーナー。今回は『北京オリンピック 2008』の観戦に訪れた人々の記念撮影に関してお伝えする。

多くの人々が競技を観戦しようと、多くの観光客が北京を訪れていた。北京にはオリンピック以外にも多くの観光地があるため、競技を観戦するついでに名所を巡る観光客が後を絶たない。特に、天安門広場には多くの観光客が訪れ、記念に自分と風景の写真を撮っているのだが、取材班は中国人の写真の写り方に特徴があることに気がついた。”何かしている風”に写真を撮るのがブームとなっていた。

たとえば取材班が目撃しただけでも”天安門広場の前で電話をしている風”の写真を撮る観光客や、”カメラで取材している風”の写真を撮っている観光客を多く見かけた。このことについて中国に住んで16年という中村浩二さんはこう語る。「中国人は日本人よりもオープンで自由気ままですから、写真撮影のときに日本人のようにかしこまったり、恥ずかしがったりしません。そういうことからすると、中国人のほうが積極的でエンターテインメント性があるともいえますね」。

確かに、中国人たちは恥ずかしがるそぶりも見せず、周囲に誰がいようと大胆なポーズを撮ったり、シリアスな表情で撮ったりと、レンズに向かって自分を演出している。

ひとりの中国人に話を聞いたところ、「せっかくのお祭り騒ぎなのだから、恥ずかしがってかしこまった写真を撮ってもつまんない」とのこと。確かに日本人のようにかしこまった写真や単なる笑顔の写真だけでは、盛り上がりに欠けるといわれても反論できない。まあ、いつも演技の写真ではナンセンスかもしれないが、たまには自分を演出して撮影するのもいいかもしれない(もっと詳しく読みたい方はこちら)。

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執筆:ゴンジャラ・アヴドゥル
コーディネーター:陳香蘭
翻訳:メイヨー&メイヨー有限公司