青少年らのゲーム中毒が全世界で社会問題となっている中、シンガポールでビデオゲームのために青少年2人が自殺する事故が発生した。

AP通信は8日(現地時間)、ビデオゲームが原因で、10代青少年2人が昨年8月に自殺したと報道した。 しかも総勢8人が集団自殺を行う予定だったことが明らかになり社会に大きな衝撃を与えている。

16才になるKu Witayaさんはスレイヤーズ (Slayers)というビデオゲームを弟と友人6人で楽しんだ後、全員に自殺をしようと提案した。その理由は「自分たちが悪魔を退治できる本物のスレイヤーズになるためには一度死ななければならない」というゲームに影響されたものだった。

提案に同意したメンバーは建物9階にある部屋に行き、ドアを閉めたまま2人ずつペアを組み、順に飛び降りることにした。 一番最初に飛び降りたKu Witayaさんとその友人は死亡。 だが弟と残った友人らは二人が飛び降りる姿に恐怖を感じ飛び降りなかった。

ちなみに、このスレイヤーズというゲームは旅を通じて、魔法、剣術等を取得していき世の中を破壊しようとする悪魔や暴徒らと戦うストーリーなのだという。