キックボクシングで超短期ダイエット第3章:体重の変化とチートデイ

今回のダイエットを振り返ってみると、体感的な試練は2度あった。しかしそのつど乗り越えられたからこそ、スリムになった今がある。いったい何が起きていたのか? 序盤、中盤、終盤の三部に分けて説明したい。


・序盤は怖いくらい順調

まずスタートから1週間ほどは怖いほど順調。スコーン! スコーン! と面白いように体重が落ちてゆき、わずか6日で4kg減。10日目にはマイナス5.8kg(のこり4.2kg)まで迫っていた。これはもう余裕で勝利!!


──と思いきや!


その後、体重が落ちない……どころか、なんと増加に転じたのだ。時期的にはモロに中盤。食事には気をつけているのに、なぜか太っていく悪夢が続く。これが第一の試練である。

しかし、ここで早くも能見トレーナーが思い切った決断をする。なんとダイエット開始から12日目にして、1食だけのチートデイを許可したのであった。


・中盤:イチかバチかのチートデイ

チートデイとは? 至極カンタンに言えば「省エネモードになった体を騙すこと」であり、思い切り高カロリーな食事を摂るのが鉄則である。その仕組みを、あえてコンビニのバイトに例えてみると……


このところヒマ。お客さんもチラホラなのでバイトは1人で十分だ。ところが! 突如としてお客さんが大挙して押し寄せ、バイト1人では回せない事態に!! あわてた店長は、すぐに3人のバイトを助っ人に呼んだ。

しかし翌日からは、またもお客さんの入りはチラホラ。1人のバイトでも切り盛りできるのに、4人もバイトを入れてしまい、結果として人件費が大赤字! この「大赤字」が、すなわち「痩せる」というわけなのだ。


あまりにも突然のチートデイに私は大いに動揺したが、チートデイについて調べてみると “中途半端なチョイスはせず、思い切り行った方が良い” とのことなので、大好物の『鰻重』と『チョコパ』を躊躇せず選択。


その結果……


またもスルスルと体重が減少。ということで第1回目のチートデイは大成功!! それにしても、「失敗したら単に太るだけ」のチートデイを、このタイミングでGOした能見トレーナーの判断力と決断力はお見事である。


・終盤の試練

その翌週にもチートデイの許可が下り、これまた大好物の『天丼』と『チョコパ』を選択。その後の体重の減り具合も順調といえば順調だったが、65.5kgまで落ちた時、第二の試練が私を襲った。その内容とは……


3日間に渡って体重が変わらず……


これは本当に焦りまくった。こんなにがんばっているのに、なぜ? と。しかしここでも能見トレーナーが冷静に原因を見極めた。「もしかして練習中、水を飲みすぎてませんか?」と。言われてみれば……まさにそう!

私がどのくらいの水を飲んでいたのかというと、1時間半の練習で2リットル。喉が乾いたら遠慮なくグビグビ、時にはお腹の中が実際にタプタプ鳴るほど飲んでいたのである。今にして思えば、どう考えても飲み過ぎだった。

その後、練習時に持参する水を2リットルのペットボトルから500mlに変更し、喉が渇いた時もグビグビ飲まず、適量を守って飲むようにした。すると体重もスルスルと下降。第二の試練の原因は「水」だったのだ。


あとは、なんというか、もう余裕。最終測定日の前夜には、目標だったマイナス10kg(64.1kg)に到達し、翌朝起きたら63.7kgでフィニッシュ。結果、ピッタリ1ヶ月で10.4kgのダイエットに成功したのである。


・その後リバウンドした?

ちなみにその後の体重は どうなっているのかというと、ダイエット終了後しばらくは、それまで我慢していたカロリー高めのメニューを食べまくったので一時的に増えてしまったが、その後はふたたび節制モードへ。そして今(2020年12月2日)の時点では63.3kgと、さらに体を軽くすることに成功している。今後は64〜65kgあたりをキープしたい。


次なる話題は「パーソナルトレーニングと新宿レフティージム」。1年間もキックのジムに通っていたのにダイエットできなかった私が、なぜたったの1ヶ月で10kg減を達成できたのか? その答えは、間違いなく “パーソナルトレーニングだったから” と断言できる。読み物としては次ページが最後!!


参考リンク:新宿レフティージム
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24


【もくじ】
第1章:1ヶ月トレーニング結果発表
第2章:日々の食事について
第3章:体重の変化とチートデイ
第4章:パーソナルトレーニングと新宿レフティージム
第5章:今回の練習の全記録(動画)
おまけ①:1ヶ月間の朝食ぜんぶ(羽鳥朝定)
おまけ②:ステーキなどの昼食・夜食ダイジェスト
おまけ③:1ヶ月間の全ての食事の記録(トレーナーさんとの全チャット)