日本では、手術の際に患者さんが医師に対して謝礼を渡すことがあります。ところがこの謝礼、はっきりしたルールがあるわけでもないですし、そもそも謝礼を渡すべきなのかもよくわかりませんよね。そこで医師に相談できるQ&Aサイト「AskDoctors」では医師に対してアンケートを実施しました。

「あなたが患者として手術を受けるとき、医師に謝礼を渡しますか?」
※医師302名にアンケート調査

果たして、この結果は…。

アンケートの結果は、「謝礼を渡す」「渡さない」と答えた医師が半々でした。「原則として謝礼は払わない」といった意見が多い一方で、「自分の出身大学の医師など関係あれば渡すかもしれない」といった、これまでの慣習を意識した声も。この謝礼というシステムは、日本ではまだまだ複雑な問題なのかもしれません。

また、医師から多く寄せられたのが「お金の謝礼は不要だが、お金以外の形で感謝の気持ちを伝えられるとうれしい」という意見です。例えば(高価なものではない)お菓子を差し入れる、手紙を書く、といったものです。中には「4月に桜の花びら数片の入ったお手紙を頂いた時はとても感動しました」といった、なんだか心温める声も聞かれました。

もし、あなたが、手術を受けた際は、お金にこだわらず感謝の気持ちをお医者さんに伝えてみてはいかがでしょうか。

寄稿:手術の謝礼って必要?アスクドクターズ・ニュース