ボタン1つで、カフェで出てくるような飲み物を作ってくれるコーヒーメーカー。一家に一台あれば優雅なひとときを過ごせそうだなと、昔から謎の憧れがあった。まあコーヒー飲めないんだけれど。

だが昨年末、レコルトよりミルクティーが簡単に作れる「Milk Tea Maker」が発売されたのだ。これにより、ずっと憧れていた「ボタン1つでブレイクタイム」が紅茶勢にも可能に! 

喜び勇んで購入したところ、おうちでカフェレベルの飲み物を作り出せるようになると同時に調理家電あるある的なことも味わったので、導入を考えている人へ向けてありのままお伝えしようと思う。


・レコルト「Milk Tea Maker(7700円)」

美味しいミルクティーを作り出すことに特化した機械だけあって、紅茶にただミルクを入れるいつものミルクティーとは全然作り方が違う。

①お湯をわかす
②茶葉を蒸らす
③牛乳を加えて弱火にする
④泡が出てくるまで煮る
⑤火を止めて蒸らす
⑥茶葉をこしながらカップに注ぐ

という、6つの工程をボタン1つでやってくれるのだ! 人間のかわりに機械が手間暇かけてくれるため、風味豊かでなめらかな味わいに仕上がるとのこと。

煮出しミルクティーをいちから自分で作ることも可能だが、温度や時間の管理が大変でどうしても鍋に付きっきりになってしまう。だが、機械任せなら吹きこぼれたり焦げ付いたりすることが無いから、ミルクティーを作っている間に別の作業を進めることが出来るのだ。忙しくても美味いものを飲みたいときなんかはめちゃくちゃありがたいよね。

さっそく水・茶葉・牛乳を規定量いれて作ってみる。混ざったり止まったりを繰り返し、8分ほどで完成した。

一口飲んだときの口当たりが、いつもレンチンで作るロイヤルミルクティーとは全然違ってとてもなめらか! ミルクティーを煮出すのに最適な70度という温度が、熱過ぎずぬる過ぎずでちょうど良い。

さらに、モードを切り替えれば簡単にミルクフォームを作ることも可能。なめらかで濃ゆいミルクティーにミルクフォームを乗せれば、カフェ顔負けのスペシャルドリンクの完成だ。ふわふわはやっぱり最高である。

今回は無糖で作ったが、最初から砂糖を入れて甘くすることも可能。さらに、茶葉や牛乳の量を調節して自分好みのミルクティーを追い求めることも出来るのだ。

また、ミルクティーやミルクフォームを作れるモードの他に、ティーモードやインスタントモード、ステアモードも搭載されている。温めることと混ぜることが得意なメーカーなので、アレンジ次第で色々なドリンクを作り出せるのだな。


・飲み終わるまでは最高に優雅

ミルクティーが美味しいのはもちろん、機能性も充実しており持ち運びもしやすいと、良いとこづくめなミルクティーメーカー。ただ、欲を言うならもうちょっと後片付けが簡単であって欲しかった……!

一応パーツごとに取り外して水洗いは出来るのだが、本体の外側のみ水洗いが不可。ただ、本体の内側はジャブジャブ洗えるため、より一層外側の電子部分が水没しないよう注意しなくてはならない。

ガサツな人だと数回の使用……いや、初回でいきなりショートさせる可能性もある。スリムでコンパクトな仕様上無理だったのかもしれないが、本体も分解して洗えたらほんとに言うことナシだったな。使う側が気をつければいいだけの話なんだけどね。

ただ、片付けやメンテナンスが大変なのはコーヒーメーカーなど機械全般に当てはまることだろう。むしろ今まで出回ってなかった「ミルクティーメーカー」を売り出したことが凄いし、いち紅茶派として感謝の意を表明したい。

コーヒー飲めない人って選べる飲み物の選択肢が狭いから、家でいろいろな飲料を作って飲めるってだけでとても嬉しいのだ。水没にだけは十分気をつけて、これからも愛用していきたい。


参考リンク:レコルト「Milk Tea Maker
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.
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▼多少稼働音はあるがうるさくは無い。完成すると音で教えてくれます。一回に作れる最大量は350ml。

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