一時は全国に約100店舗を展開していた元祖焼き牛丼チェーン「東京チカラめし」。現在は国内にわずか3店舗になってしまった。

チカラめしはもう終わってしまったのか……。その答えはノーだ、むしろ始まったと私(佐藤)は言いたい!!

2021年11月23日より発売開始した「唐揚げ目玉焼き 8×8 定食」(並税込890円 大税込940円)が最高に狂ってるからだ! いいぞチカラめし、もっとやれ! それでイイ、それがイイ!!

・メニューをリニューアル

チカラめしの事業規模は相当縮小した。全盛期の勢いはなく、細々とやっているように見える。しかしただ小さくなった訳ではない。自社のECサイト「ひとま」で冷凍焼き牛丼の具を販売したり香港に出店したりと、見えないところで活発に事業を展開しているのだ。


さらに店舗メニューもリニューアルしていて、定番の「牛丼」(焼き牛丼)、豚バラ肉を使った「バラ焼き丼」のほかに……。


海鮮丼や餃子定食などの販売も行っている。「マヒマヒ」はハワイで高級魚として扱われるシイラのことだ。まさかチカラめしで出てくるとは……。以前にも増して個性的になった気がする。

もっとも気になったのは、唐揚げ目玉焼き 8×8 定食 だ。「8×8」ってことは、唐揚げと目玉焼きが8個ずつってことだよね? 唐揚げ8個はわかるけど、目玉焼き8個って一体……


・ラスボス感

ってな訳で注文した定食がこちら!




ご飯とみそ汁、それに鉄板のコレはなんだ! そこはかとなくラスボス感が漂っている。


目玉焼きの厚さがすごいな。1センチくらいあるじゃないか。


唐揚げに到達するには、まずこの超目玉焼きを撃破しなければならない。


とりあえずご飯の上にまとめて乗っけて目玉焼き丼にして頂きます! 懐かしい味わいだ。金がなかった若い頃、こんな感じの丼をよく食べてたんだよなあ。その時の名残りで私は目玉焼きをぜい沢なものと認識している。


目玉焼きを半分食べたところでようやく唐揚げに到達。唐揚げがメインのはずなんだけど、1個も食べてないのにすでにお腹が満たされ始めてるんだけど……。


唐揚げは衣サックリで中はジューシー。空腹で食べたら悶えるほど美味いはずなんだけど、私の胃袋には相当量の目玉焼きが入り込んでしまっている。でも美味いから食える!


最後は唐揚げも目玉焼きもドーン! とご飯に乗せてひたすらかっ込む!


いや~、食った食った! 久しぶりに大食いした気分だ。心も胃袋も大満足である。

最初にも述べたようにチカラめしは店舗数が激減し、事業の拡大には失敗した。だがブランドの個性は損なわれることなく、むしろ“深化” している

これからも一層個性を伸ばして、この定食のようなエッジの利いた商品をバンバン出して欲しい。東京チカラめしの今後に期待しているぞ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 東京チカラめし 新宿西口1号店
住所 東京都新宿区西新宿1-15-3 オムニクスビル1F
時間 9:00~22:00

参考リンク:東京チカラめしグルメプレス
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24