喫煙者の皆さんは、普段どんな風にタバコを買っているだろうか? 自販機で買う場合は問題ないとして、店舗で買う時に困ることがあるだろう。コンビニなどで自分の銘柄を買おうとすると、手間取ることも多いはず。なぜなら、最近は種類も多く、店員も把握し切るのが難しいからだ。レジ前に立って、「〇番ください」というと、違うのを出されることもしばしば……。買う方も売る方も手間がかかる。

その問題を解決する仕組みが、セブンイレブン麹町駅前店に導入された! このお店ではタバコの注文はタブレットで行うのである。これ超いいじゃん! すべてのコンビニに入れて欲しいレベル!

・実証実験店舗

このお店は、セブンイレブンが省人化の実証実験店舗として、2019年12月にリニューアルオープンした。


中に入ると、他のお店と様子が少し違う。入るとまず目に入るのが、コーヒーマシンと電子レンジがズラリと並んでいる。



それだけでなく、ホットスナックもセルフ化して、店員の負担を減らすと共に、混雑している時に頼みにくいホットスナック類を、客自らが取って会計する仕組みを採用している。


・タバコ専用のタブレット端末

この省人化店舗で、もっとも私(佐藤)が感動したのは、タバコ注文用のタブレット端末だ。レジの横に設置された端末には「たばこのご注文はこちら」と書いてある。


画面上には、タバコの銘柄がブランド順に表示されている。たとえば、私が吸っているアイコスの「マールボロ・ヒートスティック・スムース・レギュラー」を注文する場合、画面左側の「IQOS(アイコス)」をタップして、スムース・レギュラーにタッチすれば、個数選択の画面にが表示される。


1個をタッチして注文を確定すると、レジ内に設置されたボックスのパネルが光り、店員はそのボックスから商品を取り出すことになる。一言も発することなく、タバコの注文が完了してしまう。コレはいい! めちゃくちゃいい!!


・早く全国の店舗に!

正直、タバコを買う場面は喫煙者にとっても面倒なことがある。初めてのお店では、銘柄に何番の番号が振られているのかわからず、レジ前をウロウロして番号を確認しないといけない。

また、タバコを吸わない店員の場合、銘柄名を言っても伝わらないことが良くある。しかも、最近のタバコの商品名はやたら長く、似たような名前のものがたくさんある。「アイコスのヒートスティックのスムース・レギュラー」、タバコを吸わない人なら名前を覚えるのも大変なはずだ。吸う身の私ももっと短い名前にして欲しいと思うくらいなのに……。

このタブレットが多くの店舗に導入されれば注文時の手間が省けるうえに、客も店員も心理的負担が軽減されるはずだ。早く全国の店舗に導入してくれ~!


・今回訪問した店舗の情報

店名 セブンイレブン麹町駅前店
住所 東京都千代田区二番町4-3
時間 24時間営業

参照元:流通ニュース
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24