もはや「衣食住 + マスク」と言ってもいいほど、我々の生活にマスクは欠かせない存在となった。どこに出かけるにも、まずはマスク! マスクをしないと外出する資格なし!! おそらく、世界的にこれほどまでマスク需要が高まったことは歴史上初めてだろう。

それに応じて各企業は続々と独自のマスクを展開し始めているが、どうやら意識の高いイケメンたちは『島村楽器の管楽器用マスク』を選んだようだ。聞けば納得しかないその理由を、以下でご紹介したい。

・マスクにこだわりは無かったが…

あなたは普段どんなマスクをお使いだろうか? ド庶民の私、P.K.サンジュンは、基本的に使い捨ての不織布マスクを使用している。繰り返し使える布マスクがエコであることはわかっているが、手軽さを考えるとなかなか布マスクには手が出ない。

さらに言えば、私はマスクそのものに関心が持てぬまま現在に至っている。乱暴な言い方をすると、マスクはマスクの形をしていればOKで、性能やつけ心地は二の次。きっと私のように「そこまでマスクにこだわりがない」という人も多いのではなかろうか?

・同じマスクをしている2人

つい先日のこと。職場で仕事をしていると、あることに気付いた。どうやら当編集部の佐藤とYoshioが同じマスクを着けているらしいのだ。色こそ違えど見た感じは完全に同じマスク……。なぜ2人は同じマスクをしているのか? 気になったので聞いてみることにした。


Yoshio「OK、よく気付いたね。これは島村楽器の管楽器用マスクさ。これまで色々なマスクを試したけれど、最終的にはコレに落ち着きそうだよ。練馬で1番意識が高い僕のワガママを、こいつは全て叶えてくれるんだ。OK」


佐藤「そう、近いうちに全てのイケメンはこのマスクを着けることになるハズだ。むしろこのマスクはイケメンのために作られたと言い切ってもイイ。よし、神に愛されし俺たち意識の高いイケメンが、島村楽器の管楽器用マスクの素晴らしさを教えてやろうじゃないか」


唐突過ぎてよくわからなかったが、確かにYoshioの意識が高いことは間違いない。学生時代はサッカー部に所属し、さらにはスタバでのバイト経験もあるYoshio。ビジネスで大切なことは「プライオリティ」「エビデンス」「サステナビリティ」だと語るYoshioは、人並み外れて意識が高い。

また、佐藤のイケメンぶりについては、もはや説明するまでもないだろう。Googleが認めた “キング・オブ・イケメン” こと佐藤がイケメンでないならば、この世にイケメンは存在しない。そのイケメン佐藤が島村楽器の「管楽器用マスク」を選んだ理由は、こういうことのようだ。

佐藤「俺たちイケメンは24時間イケメンでありたいし、実際にイケメンだ。ただ、どうしてもマスクを外すときに隙が生じる。それがイケメンとしては許せなかった。しかし管楽器用マスクなら全て問題は解決だ。マスクを着けたまま普段通りのことが出来るんだからな」

・イケメンが選んだ理由

マスクを着けたまま……普段通りのことが出来る? 意味がわからないでいると、佐藤とYoshioは近所のスターバックスに行くから私にもついてこいと言う。話によると、管楽器用マスクはスタバでこそ真価を発揮するらしい

やって来たスタバで、いつも通りフラペチーノを注文する佐藤とYoshio。私は地球上でこれほどスタバが似合う男たちを知らない。飲まれる側のフラペチーノが喜んでいるように見えたのも、あながち気のせいではないハズだ。

やがて慣れた手つきでフラペチーノを手にした2人。マスクを外していただきます……かと思いきや。


そのまま飲みやがった!


なんと2人はマスクにストローを串刺しに……と思いきや、よく見ると管楽器用マスクには穴が開いているらしい。その穴にストローを通し、スタイリッシュかつエレガントにフラペチーノをたしなむイケメンたち。ほ、惚れちまいそうだぜ……!



佐藤「わかったか? これが管楽器用マスクを選んだ理由だ。俺にとってマスクはもはや顔の一部。マスクを外すところを見られるのは、パンツを脱ぐのと同じくらい恥ずかしいんだ。俺クラスのイケメンは、セカセカとマスクを外したりはしない。マスクがあろうと、いかに俺らしくいられるか? つまり、そういうことサ」

Yoshio「OK、そうだね。しかもこのマスクは銀イオンを使用してるから抗菌効果も高いんだ。見た目や使い心地はもちろんのこと、俺くらい意識が高いと機能性にもこだわりたい。これで1枚1680円なんて安すぎるよ。練馬で1番意識が高い俺をここまで満たしてくれたマスクは、こいつが初めてだね。OK」


・もはやイケメン専用マスク

言われてみれば、なんとハイセンスなマスクであろうか? マスクをずらす、マスクを外すといったひと手間を省けることが、ここまでカッコいいだなんて……! 確かに佐藤が言う通り、全てのイケメンが島村楽器の管楽器用マスクを使用する日も、そう遠くはないのかもしれない。

なお、2人くらいのレベルになると、マスクを装着したままタバコを吸うことも可能だそうだ。ただし「吸うまでは誰でも出来るが、煙を出す際にコツが必要」とのことだから、相当意識の高いイケメンでない限り、真似することはオススメしない。

普段から意識の高いイケメン2人であるが、スタバの帰り道はいつにも増して輝きを放っていた。いつか俺も2人のようなスタイリッシュかつ超クールな男になりたい……! 背中からあふれ出るオーラを目の当たりにし、そう願わずにはいられなかった。







──完──


参考リンク:島村楽器「プレスリリース」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.