単に買い物するだけではなく非日常的な空間に、ワクワクとドキドキが止まらない大型会員制スーパー、コストコ。安さが魅力的なのは大前提として、あの “テーマパーク感” もコストコの人気の1つではなかろうか。好きです、コストコ。

さて、マイカーを持ってないのにコストコの会員になって3~4年が経つ私、P.K.サンジュンは、これまで数人の「コストコ初体験」に立ち会ってきた。そして初めてコストコに足を踏み入れた人には「思わず呟きがちなこと」があることに気付いてしまったのでご紹介しよう。

・その1:「安いけど、こんなにいらない」

まずはコレ。幾度となくコストコに訪れている人でもついつい呟いてしまう言葉だから、コストコ初心者ならば仕方あるまい。そう、ほとんどのコストコ商品はリーズナブルな代わりに超ボリューミーなのである。

何度かコストコに通っていれば、冷凍庫を整理してくるなり、他の家族と分けるなりの対策を取っているものだが、コストコ初心者にそんな備えはない。コストコ初心者が、大興奮してる割にあまり多くの商品を買えないのは「安いけど、こんなにいらない」が原因だ。

・その2:「誰が買うの?」

コストコ上級者は見慣れてしまっているため視界にすら入らないが、コストコには「誰が買うの?」という商品が結構な割合で含まれている。例えば「巨大なぬいぐるみ」や「暖炉」などは「誰が買うの?」の代表格であろう。

それでも人によっては刺さる商品があることも事実で「水中スクーター」は本気で購入を検討した。結局は「いつ使うの?」「どこで使うの?」「どこに置いておくの?」と妻から言われてしまったため断念したが、非日常的な商品と巡り合えるのもコストコの魅力である。

・その3:「家が大きければねぇ(置く場所があればねぇ)」

コストコはアメリカ発祥のスーパーだけあって、日本では考えられないキングサイズの商品がズラリと並ぶ。ソファやベッド、子供用のプール、子供用の遊具などはまさに「家が大きければ欲しい商品」だ。

サイズの割にはかなりリーズナブルではあるものの、結局は購入を断念する人も多いハズ。とはいえ「いつか大きな家に住めたら買ってやるんだ……!」と夢が膨らむことは確かだろう。

・その4:「あれ、みんなカートに入れてない?」

そこまで興味がなくても、多くの人が持っていると気になってしまうのが人間の性(さが)。ほとんどのコストコ初心者がコッソリと私の耳元でささやいてくるのが「あれ、みんなカートにいれてない?」である。

“あれ” とは「ディナーロール」や「パンオショコラサヴール」を指し、多くの人がカートに入れている大人気商品だ。ただし、あまりのボリュームに初日からこれらの商品に手を出せる初心者は滅多にいない。

・その5:「飲み物も付いてるの!?」

買い物を済ませたら、コストコ名物の「ピザ」や「ホットドッグ」で一休みしたいもの。コストコ初心者たちは「安い」「美味しい」と口を揃えるが、中でも驚くのが「ホットドッグ(税込180円)」に飲み物(ソーダ)代が含まれていることである。

ただでさえ大きいホットドッグがたったの180円で、さらにはドリンクバーまで付いてくるのだから驚くのも無理はない。実際にはあまり買い物できなかったコストコ初心者も、最後に食事をすれば概ね満足してコストコを後にする。

今回ご紹介した5つの言葉は、おそらくコストコ中級者以上の方ならお分かりいただけるのではなかろうか? 誰かを連れて行きたくなるスーパー、それがコストコなのだ。

参考リンク:コストコ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.