2019年6月25日、公益財団法人日本生産性本部サービス産業生産性協議会が、コンビニやカフェ、ビジネスホテルなど6業種の顧客満足度を発表した。この統計は日本最大級の顧客調査で、今回は75の企業が対象となっている。

中でも注目は「コンビニ部門」で、絶対王者「セブンイレブン」の圧勝かと思いきや……! なんと “あのコンビニ” が4年連続でセブンイレブンを上回っているのだ。

・セブンを上回ったのは…

さっそくだが、もったいぶらずに王者セブンイレブンをも凌駕する “真の王者” を発表してしまおう。顧客満足度指数が4年連続でセブンイレブンを上回ったのは、北海道発祥のコンビニエンスストア『セイコーマート』である。

セブンイレブンより古い1971年に1号店をオープンさせたセイコーマートは「北海道ではセブンイレブンでさえ太刀打ちできない」と言われる北の最強コンビニで、店内で弁当を製造する “ホットシェフ” のクオリティは、味もコスパも他のコンビニの追随を許さない。

おそらく、セイコーマートを知らない人は「どのコンビニよりもあらゆる面でセブンがワンランク上」だとお考えだと思うが、そのセブンを4年連続で上回っているのだ。機会があればぜひセイコーマートを利用してみて欲しい。個人的なオススメは、ホットシェフの「豚丼」だ。

さて、以下でその「コンビニ部門」も含む「カフェ部門」「飲食部門」「ビジネスホテル部門」の上位3位までをご紹介しよう

・コンビニ部門

1位: セイコーマート
2位: セブンイレブン
3位: ミニストップ

・カフェ部門

1位: ドトール
2位: ベローチェ
3位: スターバックス

・飲食部門

1位: リンガーハット
2位: サイゼリヤ
2位: スシロー

・ビジネスホテル部門

1位: ドーミーイン
2位: リッチモンドホテル
3位: コンフォートホテル

総じて言えるのは、やはり「コスパの高さが順位に直結している」ということだろう。カフェ部門でもスタバを抑えてドトールが1位を獲得しているし、飲食部門の上位3つはどこもコスパの高さで知られるチェーン店である。激ウマ朝食ビュッフェで知られるビジネスホテル「ドーミーイン」の1位も納得だ。

というわけで、2019年版「顧客満足度指数ランキング」は以上のような結果であった。コスパの高さが顧客満足度を制す──。現段階で来年の順位はわからないが、おそらくコスパの高い企業が上位に食い込んでくるハズだ。

参照元:サービス産業生産性協議会2019年度JCSI第1回調査結果(PDF)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ドーミーインの中でも特に「ドーミーインPREMIUM札幌」はスゴイ。

▼そして北海道に行ったらセイコーマートをお忘れなく! ホットシェフの豚丼は最高だ。