2019年3月15日、JR東日本は新幹線と在来線特急の車内販売サービスの一部終了と商品の見直しを実施した。乗車前にお弁当や飲み物を購入する客が増えたことにより、一部路線で販売を終了してしまったのである。

あのアイスはどうなった……。新幹線の硬いアイスでお馴染みの「スジャータアイス」はどうなったーーッ! もう食えないのか? と思ったら、JR新宿駅構内で売ってた。こんなところで買えるとはーーー!

・新幹線と在来線特急

JR東日本の新幹線の車内販売を終了したのは、お弁当・軽食類(サンドウィッチ類)・デザート類・お土産類・雑貨類 などである。はやぶさ(新青森~新函館北斗間)・はやて(新青森~新函館北斗間)・やまびこ ・こまち(盛岡~秋田間)と、在来線特急で取り扱いを終了している。なお、グランクラスではこれまで通り販売を行っているとのことだ。


・新宿駅でスジャータアイス!

東海道新幹線ではこれまで通り販売を行っているので、スジャータアイスを食べることは可能だ。しかし東京から北へと移動する際には、もうあのカチコチアイスを食うことができないのか。どうすりゃいいんだ……。そう思いながら、たまたま新宿駅構内を歩いていると、駅弁専門店の「頂(いただき)」が目に入った。

店舗の壁に掲出されたそのポスターは、スジャータアイスじゃないか!


え? ウッソ! ここで買えるの? 店内の陳列棚を見ると、アイスを入れる冷凍ストッカーはないが、店員さんにお願いすると出してもらえるとのこと。さっそく2個購入。1個290円(税別)である。


・柔らかいなんて……

まじで買えたよ、スジャータアイス。新幹線に乗らずに買えてしまうことに意味不明の罪悪感を覚えつつ、持ち帰ってきた。


開けてみると、中にはアルミの中蓋が。「スジャータ」の文字がカッコよく見えるのは、気のせいではないはず。


ちょっと残念だったのは、この日は結構気温が高く、持ち帰ってくる間にほど良く溶けてしまったこと。あのカチカチのアイスに、プラスチックスプーンを突き立てたかったのに~! 表面を削りながらチマチマ食べるのが醍醐味なのに、ちょうど良い硬さになってるじゃないか。チキショーッ!!


とはいえ、時速300キロで高速移動していないなかでアイスを食える喜びは格別だ。いただきま~す!


・濃い、濃い、濃い!

スプーンですくって一口食べると、濃厚なミルク感が口に広がる。濃い! そして重い!! この生クリームをギュッと凝縮したような濃さが、あの硬さを生み出しているのではないだろうか。さすが乳製品を扱う「めいらく」である。


この美味しさ、天井知らずや~! 時速300キロで全身を駆け抜けるウマさやで~!!


という訳で、新幹線でアイスを食えなくなった思っている方は、新宿駅に行ってみて欲しい。ちなみに東京駅でも購入は可能だぞ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 駅弁屋 頂(いただき)
住所 東京都新宿区新宿3-38-1 JR新宿駅内南口コンコース
営業時間 6:30~22:00
定休日 なし

参照元:JR東日本(PDF
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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