食品や飲食店の値上げラッシュが続いている。今月でいうと、まるか食品が「ペヤング」の値上げを発表したばかりだが、またしても人気チェーンによる料金改定がアナウンスされてしまった。発表したのは、あの「びっくりドンキー」である。

ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を展開するアレフは昨日2019年3月26日、ハンバーグを含む一部商品の価格を4月10日より改定することを正式に発表した。値上げは2016年4月以来、3年ぶりとのことだ。

・びっくりドンキーが値上げ

平日だろうが休日だろうが、いつ行っても混んでいる印象のびっくりドンキー。“びっくり” なのか “ドンキー” なのか、はたまた “びくドン” なのか。どう略すのが正しいかは一旦置いておくとして、やはりハンバーグといったら びっくりドンキーである。

・どのくらい上がる?

だからこそ、今回の値上げ発表は悲報でしかなかった。日本経済新聞によると値上げ幅はメニューや地域によって異なるが、20~240円の引き上げになるとのこと。に、240円!? さすが びっくりドンキー。値上げ額も「びっくり」である。

ただ、定番メニュー『レギュラーバーグディッシュ』の場合、150グラムは北海道内で598円から618円、関東の一部地域では668円から688円と、引き上げ額は20円にとどまっている。また、サイドメニューや飲み物、子供用メニューの料金は据え置くという。

驚きの240円増となるのは、どうやらランチ限定ハンバーグプレート『ポテサラ畑』のようだ。道内では170円、地域によっては240円アップになるということだが、他に同等の値上げをするメニューがあるかは不明である。

・値上げの理由

今回の値上げについて、アレフは公式サイトにて以下のように説明している。


「原料肉を含む原材料の高騰に加えて、物流費や人件費の上昇により、企業努力による吸収では賄いきれない状況となりました。」


値上げの要因として、どの企業も共通して挙げるのが「原材料の高騰」と「人件費の上昇」だ。むしろこれまでが安すぎた……とも言えるのかもしれないが、庶民からすると、たかが数十円でも切実に痛いというのが正直なところ。なんとも世知辛い話である。

参照元:びっくりドンキー(PDF)、日本経済新聞
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.