気づけば2月も中旬。ということは、2019年冬アニメも中盤戦だ。以前の記事で「1話終了時点で勢いのあったアニメ」をご紹介したが、個人的には『盾の勇者の成り上がり』『上野さんは不器用』が一歩先んじているように感じる。毎回、続きが楽しみだ。

そんな中、Amazonレビューがひと際大荒れしている作品がある。そう、「社会現象」とまで呼ばれた『けものフレンズ』の2期『けものフレンズ2』だ

・良くも悪くも注目度の高い作品

ヒットの核と言っても過言ではない1期監督たつきさんの降板により、本作が大炎上したのは一昨年の2017年。そこから、満を持して公開されたのが今期放送されている『けものフレンズ2』である。

1期放送からちょうど2年。すったもんだがあったこともあり、良くも悪くも注目度が高い作品であることは間違いない。が、そんな注目度がどうやら裏目に出ているもよう。5話までが公開された現在のAmazonレビューには以下のようなコメントが目立つ。

・レビュー

「兎に角面白くないです」
「集金目的の駄作」
「1話の途中で挫折」
「公式による便乗商法」
「1期の超絶劣化コピー」
「前作の良さは無く、美少女モノが好きな人向けなアニメに」
「たった一周見ただけのライトユーザーでさえも落胆させる程の能力」
「劣化感と不快感」

──などなど、星1つ、2つの低評価が78%を占めている(2019年2月15日現在)。これは、Amazonプライムで公開されている2019年スタートのアニメの中で最も多いパーセンテージだ

なお、今期はたつき監督の新作『ケムリクサ』も放送されているが、その評価は星5つ、4つの高評価が78%となっている

明暗が分かれた感のある2つの作品。とは言え、話数はあと半分以上残っているため、どうなるかはまだ分からない。果たして、傷だらけのけものフレンズはここから巻き返すことができるのか。注目だ。

参照元:Amazon
執筆:中澤星児