バンドマンの中には音楽ものの映画が好きではない人も多い。なぜなら、役者の動きが現実のライブとかけ離れていることがあるからだ。ストーリーに浸ろうとしても、そこで興ざめしてしまうのである。私(中澤)もミュージシャンなのでその気持ちは分からんでもない。

だが、私でも映画『ボヘミアン・ラプソディ』はどっぷりと浸ることができた。見た人は分かると思うが、最後なんて本物にしか見えない出来である。そんな本作のシーンと実際の「ライヴエイド」比較した動画がヤバイ! 本物と見比べてもQueenに見えるゥゥゥウウウ!!

・伝説のライブ

様々な見どころのある映画『ボヘミアン・ラプソディ』。中でも最大のクライマックスは、フレディ・マーキュリーがエイズを告白した後にやって来るライヴエイドのシーンだろう。

Queen伝説のライブとして名高いこのステージ。計84カ国に生中継されたチャリティーコンサートであるため、良い状態の映像も残っておりDVDも発売されているライブである。Queen好きならばおそらく見たことがあるのではないだろうか。

・映画配給会社が投稿

そんな実際のライヴエイドの映像と映画のシーンを比較した動画を『ボヘミアン・ラプソディ』の映画会社・20世紀フォックスがYouTubeに投稿している。

本物に見えたとは言え、さすがに実物と見比べると見劣りするかもしれない。動画を見る前、私はそんなことを思っていたのだが、再生ボタンを押すとただただため息

役者たちの演奏の様子から動き、位置取り、表情、客の熱狂まで全てが本物に見える。実物と並んでもQueenに見える。映画館で見た時もそのクオリティーの高さに驚いたが、見比べてみると再現度の高さがよく分かった。これが世界か……。

感嘆のため息を何度もついてしまうこの動画。現在、『We Will Rock You』と『Crazy Little Thing Called Love』が公開されている。映画『ボヘミアン・ラプソディ』に感動した人はぜひ見てみてくれ。

参照元:YouTube[1][2]
執筆:中澤星児