なんだか凄く悲しい気分です。音楽が好きでバンドを始めた私(中澤)。中学、高校は年間チャートを夢中で見てました。ランキングに入る曲はみんなが知っていて、翌日、学校でも話題になっていたのは良い思い出です。

それがここ最近、年間チャートがマジで知らない曲ばかり。ええ、分かってます。今さらですよ。ただ、2018年のオリコン年間シングルチャートを見るにつけ思ってしまったのです。超流行った「あの曲」さえ入ってないってどういうことだよ……と。

・秋元康無双

CDが売れなくなったと言われて久しい今日この頃。私もミュージシャンですので、音楽業界の状況は骨身にしみています。売れないミュージシャンだからこそ余計に。そんな中、台頭してきたのがアイドルで、年間チャートがアイドル一色に染まるのはここ数年、当たり前になりました。

2018年のオリコン年間シングルチャートも、上から『Teacher Teacher(AKB48)』『センチメンタルトレイン(AKB48)』『シンクロニシティ(乃木坂46)』『ジコチューで行こう!(乃木坂46)』『NO WAY MAN(AKB48)』……と、秋元康無双です

正直、もはやアイドルばかりなことには何も感じません。音楽業界は売れることが正義ということはバンド活動でのレーベルとのやり取りで学びました。レーベルは会社でそこに所属する以上、経済に貢献しないと遅かれ早かれクビになるでしょう。

・誰でも歌えるヒット曲

それはさて置き、話を戻すと、年間チャートが知らない曲ばかりなのはオッサンになったからなのかもしれません。流行りについていけてないだけ。そんなことが頭をよぎることもあります。そもそも代わりに何が入るべきなのか? これがない。誰でも知ってるほどヒットした曲がないんです。例年なら

しかし、今年はそんなオッサンの私でも歌えるヒット曲がありました。例えば、DA PUMPの『U.S.A』です。明らかにAKBよりメロディーを知ってる人多いですよね? あれ

・アイドルが入っても良い

ちなみに、『U.S.A』は年間シングルチャート61位。それ以外は米津玄師さんなどがちょっと入るくらいで100位までほとんどアイドル。日本どうなっちまったんだ。

誤解して欲しくないのはアイドルをディスっているわけではないということ。別に良いんです。チャートがアイドル一色でも。流行っているものがちゃんと反映さえされてくれれば。ワクワクしながらチャートを見ていた少年時代を過ごした私は一音楽ファンとして純粋に悲しいのです。

参照元:オリコン年間シングルランキング2018YouTube
執筆:中澤星児

▼12月26日20時現在、『U.S.A』の再生数は1億3400万回を突破

▼ちなみに、1位の『Teacher Teacher』は現在約645万再生だった