2018年12月12日、毎年恒例の『今年の漢字』が決定した。1位となったのは「災」で、地震・台風・豪雨・水害・土砂崩れと、日本各地で相次いだ自然災害に由来したものだ。また、不正検査やデータ改ざん、パワハラなどの “人災” の意味も含まれているとのことである。
さて、毎年清水寺で発表されている『今年の漢字』が、どのように決定しているかご存じだろうか? 実はコレ、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が公募しているもので、今年は19万3214通の応募の結果「災」が1位になっているのだ。つまり、2位以下も存在するということである。
・20位まで発表
あたり前かもしれないが、例年「今年の漢字」は1位だけが多くのメディアで報道される。だがしかし、今年の「災」も2万858票を集めただけで、割合で言えば全体の10.8%を占めているのに過ぎないのだ。
つまり「今年の漢字」はもっと多くあり、中には「災」よりもあなたにフィットする漢字が存在するかもしれない。というわけで、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が発表した『今年の漢字』の2位から20位までを以下でご覧いただこう。
2018年版『今年の漢字トップ20』
1位: 災
2位: 平
3位: 終
4位: 風
5位: 変
6位: 暑
7位: 大
8位: 最
9位: 新
10位: 金
11位: 成
12位: 米
13位: 震
14位: 退
15位: 天
16位: 水
17位: 雨
18位: 台
19位: 力
20位: 楽
2位の「平」は、終わりを迎える平成の平であり、大谷翔平選手の平、そして平昌オリンピックなどの理由が挙げられている。3位の「終」は、平成の終わり、築地市場の終了、安室奈美恵さんに有終の美……などが、今年の漢字にふさわしい理由だそうだ。
それぞれの理由については、公益財団法人 日本漢字能力検定協会の公式ホームページで掲載予定なので、気になる人はぜひチェックしてみよう。気が早いようだが、来年の『今年の漢字』は何になるのだろうか? 願わくばポジティブな漢字であって欲しい。
参考リンク:今年の漢字特設サイト
執筆:P.K.サンジュン
▼ちなみに昨年は「北」だった。10位までは以下でどうぞ。