寒い寒い寒い! さっみィィィイイイ!! 超・冬! 朝夕の冷え込みが身に染みるこの時期。刺すような寒さはマジで勘弁してもらいたいが悪いことばかりではない。冬と言えばカニの季節! ヒーハァァァアアア!! カニ祭りじゃーーーーーー!!!!!

……といきたいところだがカニは高い。庶民ではなかなか手が出ないほどに。でもでも、カニが食べたいよドラエも~ん! そんなのび太に伝えたい。カニカマで炊き込む『カニカマ飯』の本格派なウマさを! 安くてウマイ、これすなわち最強!!

・秘密兵器

カニ風味のかまぼこであるカニカマ。確かにウマイけど所詮はかまぼこ。カニカマを炊き込んだところで、本格派なカニ風味の炊き込みご飯にはならないだろ。むしゃくしゃしてたとこだ。一発殴らせろ。そんなジャイアンもちょっと落ち着いて聞いて欲しい。

おっしゃる通り、ただカニカマを炊き込むだけならば出汁(だし)もあまり出ず薄い味になるだろう。そこで今回使うのが……ツッタカタッタターッタター♪ 蟹エキスパウダー!!

・蟹エキスパウダーとは

カニの旨味を濃縮還元したこの出汁は、カニがなくてもカニピラフが作れるという優れもの。値段は近所のスーパーで税抜き600円だった。カニカマで肉を、蟹エキスで味をつけるというわけだ。さっそく、米2合に蟹エキス小さじ5杯、塩小さじ1杯半を入れて、ローソンのカニカマと一緒に炊き込んでみたところ……


漂いだすカニの香り! 炊き上がったのでフタを開けてみると、さらに濃厚なカニ臭が解き放たれた。イケる! これはイケるぞ!!


さっそく、カニ身と共に米を混ぜて盛り付けてみると……



完全にカニ釜飯やん。米の合間から顔を出す赤い繊維には高級感さえ漂っているではないか。外見と香りは完璧。しかし、味の方はどうだろうか? パクリ……


完全にカニ釜飯やん。ボリューミーな食べごたえと濃厚なカニの風味は、普通にカニ釜飯と言われても気づかないレベルである。ガチでウメェェェエエエ!

・グルメライターたちに食べてもらおう

念のため、ロケットニュース24でグルメ記事を書いている歴戦のグルメライターたちにも試食してもらい、感想を聞いてみたところ……

佐藤英典「旅館の味がする」

GO羽鳥「駅弁のカニ釜飯みたいでウマイ!!」

──とのこと。旅館と駅弁で表現は違えど、2人とも本物の味がするという意見で一致。他のメンバーも全会一致で「ウマイ」という評価だった。

カニを使わずに本格派の味が楽しめるこの炊き込みご飯。強引に1人あたりの値段を算出するなら約200円とコスパも◎。蟹が食いたい! しかしそんな余裕はない!! という時は試してみてくれ。GO羽鳥が駅弁に例えていた通り、お弁当にも活躍するはずだ。

【カニカマ飯で使用した材料】
お米:2合
蟹エキスパウダー:小さじ5杯
塩:小さじ1杯半
ローソンのカニカマ:1パック

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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