大阪人のソウルフードといえば、ご存じ「たこ焼き」だ。アツアツのたこ焼きは文句なしに激ウマ! 大阪人ならずとも、近所にたこ焼き屋さんがあるならば「毎日食べたい!」という人も多いのではなかろうか。
そのたこ焼きをおにぎりにねじ込みやがった……ローソンが。以前の記事で100円ローソンが「たこ焼きおにぎりを発売している」とご紹介したが、ついに “本丸” のローソンまで……! ローソンめ、完全に狙ってやがる。
・大阪代表の具
2018年11月27日から発売開始となった たこ焼きおにぎり。ローソンが展開する “ご当地もんにぎり” の大阪代表として、たこ焼きが選ばれた格好だ。価格は税込み148円、全国のローソンで発売中である。
さて、大阪と言えば “粉もの” の街で、白米とお好み焼きを一緒に食べることはよく知られた話だ。関東人の記者からすれば、お好み焼きもたこ焼きも似たようなものだから、おにぎりの具としても問題ないような気がするが、果たして大阪人はどう感じるのだろう?
というわけで、生まれも育ちも大阪、浪花愛にあふれる当編集部の中澤星児に「たこ焼きおにぎり」を食べてもらうことにした。
──せいじくんは、お好み焼きとごはん一緒に食べる?
「食べますよ。大阪にいた頃はよく食べてましたね」
──じゃあ、たこ焼きとごはんは?
「ややこしいかもしれないんですけど、お好み焼きは食事で、たこ焼きはおやつなんですよね。だからうまい棒がおにぎりに入ってる感じですね」
──なるほど。じゃあ、さっそく食べてもらっていいかな?
「はい。いただきます」
パッケージに記載されている「温めておいしい」の通り、電子レンジで温め最高のコンディションになった たこ焼きおにぎり。たこ焼きはおにぎりのど真ん中に埋め込まれており「ワテがたこ焼きおにぎりや! 隠し事は無しや!!」……的な、堂々としたビジュアルだ。
そしてガブリとたこ焼きおにぎりにかぶりつく中澤……果たして……!
──どう? せいじくん。
「うーん、マヨネーズが効いてるんでツナマヨっぽい味ですかね。まあ全然食べられますよ」
──おいしい?
「味的にはおいしいです。ただ、やっぱりお菓子っぽく感じちゃうんだよなぁ~。ちょっと1個食べるのはキツいかもしれない……精神的に」
──なるほどね。じゃあ、たこ焼きおにぎりが売ってたらせいじくんは買う?
「買わないですね」
というわけで、大阪人的には「味は問題ないけど、おやつっぽくて精神的にキツい」という理由で「買わない」とのことであった。
念のため記者も食べてみたが、味自体はソースとマヨネーズのマイルドな口当たりと紅生姜のアクセントが印象的なおにぎりだ。まあ、想像以上に美味しくもなければマズくもないという「たこ焼きとおにぎりの味」としか言いようがない。
近所のローソンでは死ぬほど売れ残っていたことはさておき、明らかに狙ってきているローソンのたこ焼きおにぎり。もしかしたら2度と発売されることはないかもしれないので、気になる人はぜひ食べてみよう。きっとすぐに見つかるぞ、死ぬほど売れ残っていたから。
参考リンク:ローソン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ちなみに「大阪にたこ焼きが具のおにぎりはありません」とのことだった。
▼こちらは以前ご紹介した「大阪人が銀だこを認めない4つの理由」だ。