暴徒化が話題となった日本のハロウィン。トラックを横転させる若者の動画がネットにアップされたことから、一気に炎上状態となったが、遠くフランスのハロウィンでも若者が暴徒化していた。

ロイター通信によれば、フランスのパリやリヨンで、ギャングに仮装した若者らが暴徒化し、少なくとも100人以上が逮捕されたという。警察と揉める若者、ガラスを割ったりバスに爆竹を投げつける集団……そんな暴徒の模様を収めた動画が現地SNSで投稿されているためご紹介したい。

・事前にSNSで呼びかけ

イギリスメディア「EXPRESS」によると、事前にSNSのSnapchatでハロウィンの仮装をして警察を襲撃するよう呼びかける投稿が広まっていたという。その呼びかけを行った若者は週前半に逮捕され、当日には1万5000人の警察官が投入された。

が、暴徒化を食い止めることはできなかった。現地のSNSでは、ガラスを割りバスに爆竹を投げつける集団、街灯を切断しようとする人、警察官から逃げるマスク姿の若者たちの姿などが投稿されている。

・脅威

なお、フランスの内務大臣クリストフ・カスタネール氏は、若者によるハロウィンの暴徒活動について「冗談ではすまない。脅威だ」と危機感をあらわにしている。

もともとフランスではハロウィンは根付いていなかったそうだが、アメリカのテレビや映画の影響を受けて1990年代後半から普及したというが、なぜこうなってしまったのか? 他人事ではない。

参照元:ロイターEXPRESS(英語)
執筆:中澤星児

▼警察官と揉める若者

▼ガラスを割りバスに爆竹のようなものを投げる集団

▼街灯を切断しようとする人