ここ数年「喫煙者を取り巻く環境」は大きく変わった。公共の喫煙所の激減、電子タバコの普及などがそれにあたるが、最近ネット上でたびたび話題になるのが「タバコ休憩の是非」についてである。

2018年6月、毎日新聞が喫煙者にとっては衝撃的なニュースを報じた。それによると大阪府は喫煙のため勤務時間中に職場を繰り返し抜け出したとして、男性職員を職務専念義務違反で訓告処分を下したという。2年間で計約440回、100時間以上に上ったというが、果たしてこれが正当な処分なのか、ネット上では賛否が分かれている。

・2年間で440時間

男性職員は日に数回、各15分程度無断で自席から離れ府庁近くの民間ビルの喫煙室でタバコを吸っていたらしい。1回15分はやや長い気もするが、近所の喫煙所まで移動する時間を考慮すれば理解できない程の時間ではないだろう。

この話のポイントはいくつかあるが「タバコ休憩の是非」は大前提として「民間企業ではなく公務員であること」や「抜け出した時間が適正なのか」なども挙げられるハズだ。この件に対しネット上は賛否両論が渦巻いている。それぞれの意見をご紹介しよう。

・処分に賛成派の声

「あたり前。喫煙者だけサボれるとかなんなの?」
「吸わない人間が同じことしたらサボリになるんだから当然」
「2年間で440回とか多すぎるだろ!」
「民間ならまだしも公務員だからな」
「喫煙者は絶滅すべき」
「勝手に抜け出すとか何様なの?」
「いいぞ、もっとやれ」

・処分に反対派の声

「厳しすぎ。それくらい許してやれよ」
「仕事に支障がなければ何の問題もない」
「1日何度もコンビニや自販機に行くサラリーマンはどうなるの?」
「この程度で処分が下るなら、日本中の喫煙者公務員がやられるな」
「そもそも大阪府は事前に “タバコ休憩はなし” って言ってあったのか?」
「喫煙のおかげでこの人の仕事がはかどってたのかもしれないのにね」

ちなみに、我々ロケットニュース24編集部は圧倒的に喫煙率が高く、私(P.K.サンジュン)も1日1時間はタバコ休憩を取っているハズだ。だがそのおかげでストレスなく仕事も出来るし、ノルマ的なものは完璧にこなしている。喫煙が仕事に支障をきたしたことは1度も無い。

非喫煙者が「それじゃ不公平だ!」という気持ちもわかるが、個人的には「じゃあゲーセンでも買い物でも行ってくればいいじゃん、それで仕事がはかどるなら」と思う。今回の大阪府の一件、あなたはどう思うだろうか?

参照元:毎日新聞
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.