みなさんはここ数日、ネット上ではちょっとした話題になっている『お金の若者離れ』という言葉をご存じだろうか? 詳細については後述するが、これは福岡県の大学生が朝日新聞に寄稿したコラムで、若者を中心に大きな共感を得ているのだ。

この『お金の若者離れ』をネット上で異常な人気を誇る高須クリニックの 高須克弥院長 が一喝し話題になっている。高須院長は「甘ったれるな若者!」としているが、果たしてみなさんはどう思うだろうか?

・『お金の若者離れ』とは

まずは『お金の若者離れ』について説明したい。『お金の若者離れ』を要約すると、


「若者が車離れや旅行離れしているのではなく、お金が若者から離れていっている。支払われるかわからない年金のことなどを考えると、元々少ない給料を貯蓄に回すのは仕方ないのではないか? 若者だって車は欲しいし旅行にだって行きたい。右肩上がりの成長期とは時代が違うのに “最近の若者は夢がない” などと言われるのはウンザリだ」


……といった、現代の若者の “切実な心の叫び” といっていいだろう。この寄稿は特に同世代の若者に響いたようで、ネット上のあちこちで『お金の若者離れ』に共感する声が見受けられる。

・高須院長が一喝

それに対し高須院長は、自身のTwitterで真正面から『お金の若者離れ』に反論。「甘ったれるな若者!」と一喝しているのだ。


「甘ったれるな若者! 年寄りは君たちくらいの年齢のときはモーレツに働いたんだよ。働きながら君たちを育てたのだ。君たちの全ての原資は年寄りになった我々からのプレゼントだ。君たちに与えることはあっても奪ったことはない。ハングリーになれ。向上を目指せ。 目覚めて働け若者」


確かに高須院長の言う通り、当時の若者たちは猛烈に働きながら我々を育ててくれたのだろう。それについて異論がある人は少ないハズだ。ただ、若者から抜群の人気を誇る高須院長にしては珍しく、異論の声も多く寄せられている。一部をご紹介しよう。

・ネットの声

「高須先生は好きですがこれは違います」
「今の若者も猛烈に働いています。ただ、本当にお金に反映されません」
「頑張っても頑張ってもお金はもらえず、妻も必死で働かないと生活が回らないんですよ」
「猛烈に働いても給料が上がるわけでもなく、それなのに増えすぎる老人の年金やらで給料が持っていかれて行くんです」
「当時と今は社会の構造も違いますからね」
「甘ったれるなで済ませていい現実ではないと思う」
「全ての原資は年寄りからのプレゼントだ。 かっこいいですけど、負債も大きいですよね」
「朝から晩まで働いてますが手取りは15万円です……」
「若者は甘ったれていません」

もちろん、中には「その通り」「最近の若者が甘ったれなのは本当」「頑張りが足りない」などと高須院長に賛同する声も寄せられているが、全般的には反論の声が多いようだ。賛否両論が寄せられている『お金の若者離れ』と高須院長の意見、あなたはどう思うだろうか?

参照元:Twitter @katsuyatakasu朝日新聞
執筆:P.K.サンジュン

▼こちらが高須院長のツイート。