3月31日、別れの季節を経て、新年度に向け期待に胸を膨らませる日……いつもの月末とは違った雰囲気の日だが、2018年はより特別な1日になりそうだ。というのも、日本の夜空に「ブルームーン」が現れるから!

青い月とは、なんと神秘的な名前。しかも「見たら幸せになる」という言い伝えがあり、新しい1年に向けて縁起がいい! これは是非とも目に焼き付けておきたい!!

・ブルームーンとは!

「ブルームーン=青い月」と言っても、実際に青色の月が見られる現象ではない。では、ブルームーンとはどういう現象なのだろう。皆さんご存知のとおり月は約1カ月かけて満ち欠けをしている。つまり、満月は1カ月に1度しか見ることができない。

でも、今月だけは特別!! 月の満ち欠けの周期と現代の暦にズレがある関係で、なんと満月が2回見れちゃうのだ。それが今回の「ブルームーン」の正体なのである。

・年に2回ブルームーンが見られるのはめったにないこと

……と聞いて、「ブルームーンってこの前もなかったっけ?」と思った人もいるかもしれない。今年の1月にブルームーンとスーパームーン、皆既月食が重なる「スーパーブラッドブルームーン」が出現し、大きな話題になったからだ。

だがしかし! 頻繁に起きる現象と思ってはいけない。多くのブルームーンの出現頻度は2~4年に1度と言われている。現に次回、年間に2回ブルームーンが見られるのは2037年とのこと。19年後かよ!? 2018年は超超超特別な年だったと言えるだろう。

・次回は2020年!!

年間に2回のブルームーンは19年後だが、1年に1回ならもう少し早く見られるぞ。次回は2020年10月31日とのこと。なんだ2年半後か、意外と近い……って東京オリンピックも終わってる時期じゃないか! そう考えると今回見逃すことはできない。

なお国立天文台によると、3月31日の月の出は東京の場合17時45分、日の入りが18時2分なので、18時頃には東の空に白い月が見えているはずだ。暗くなればやがて輝くお月様になるだろう。

なお、満月になる正確な時間は21時37分とのことだ。お天気も全国的に晴れマークが並んでいる。今年最後のブルームーンを見に、空を仰いでみよう。

参照元:国立天文台「今日のほしぞら」平成30年(2018) 暦要項tenki.jpabc15(英語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.