突然だが、あなたは日雇いバイトをやったことがあるだろうか。私(中澤)は、引っ越しやパーティーのボーイなど、派遣の日雇いをいくつかやっていたことがある。確か、6~8時間拘束で日給は1万円くらいだったか。生活キツかったなあ……。

そんな毎日を総務省の求人で思い出すことになるなんて。2018年2月27日に総務省が募集しているサイバーセキュリティ課の非常勤職員の条件がヤヴァすぎると話題になっている。高度な専門的知識を必要とするけど日給たったの○○円!

・驚異の日給

言うまでもなく、総務省と言えば国の機関。私は最初、好待遇で話題なのかと思ったのだが、求人のHPを見たところ、以下の文字が目に飛び込んで来た。

「日給8,000円」

──ファ!? マジかよ! 引っ越しの派遣より安いやんけ!! ちなみに、勤務時間は土日休日を除く10時00分から16時45分までで休憩時間60分とのこと。ということは時給換算すると約1400円くらいか

総務省のサイバーセキュリティ課って専門知識が必要そうだが、この給料を見るとサイバーセキュリティ課だけど事務とか引っ越しの手伝いとかやるんだろうか? 職務内容を見てみたところ……

「高度な専門的知識を必要とする以下の事務に従事させる
1. サイバーセキュリティに関する施策(人材育成、情報共有、研究開発、制度構築等)
2. 上記1施策の周知広報に関する業務
3. その他、関連業務 等」

──もろサイバーセキュリティって書いてるゥゥゥウウウ! 人材育成して研究して制度構築して広報して日給8000円!! ネットの声は以下の通り。

・ネットの声

「専門家を呼ぶ金額ではない」
「以前もこの値段でしたねぇ…」
「セキュリティエンジニアただでさえすくないのに…」
「セキュリティの高い専門性を日当8000円で買えると思ってるのか……」
「総務省はサイバーテロをナメてるな」
「高校生とかはどしどしこのアルバイトに応募しよう」
「日本はプロを育てる、尊重するって事に欠けている」
「海外なら桁が一つ足りない」
「日給八千円で国のセキュリティ任せるのか」
「奴隷なんてレベルじゃない・・・・」
「え、学生のバイト?」

──職務に対する日給に激震が走っている。ちなみに、2月28日に募集されている電気通信に関する問い合わせ対応は、9時30分から18時15分まで勤務60分休憩で1万3600円だった。時給にすると約1700円で、サイバーセキュリティより高い。マジかよ……。

あくまで非常勤職員のための給料設定なのかもしれないが、この条件で専門知識を持つ人が来るのだろうか。謎である。

参照元:総務省
執筆:中澤星児