現在、大きな問題となっている「歩きスマホ」。手元に集中するあまり周りが見えず、思わぬ事故を引き起こしてしまうケースが少なくない。自分の身の危険だけでなく、人の命を奪ってしまうことだってある。

さて、先日、歩きスマホをしていた女性がとんでもないトラブルに巻き込まれていた。彼女は立体駐車場内を歩いていたのだが……そう聞くと嫌な予感しかしない。地下に吸い込まれてしまったのである。

・立体駐車場で歩きスマホ → 地下に吸い込まれる

動画「现场：女子低头看手机误入立体车库！被传送到下一层撞伤-新京报·动新闻」によると、事故が起きたのは、2017年12月6日中国江蘇省。病院の立体駐車場でのことだそう。

ひとりの女性がスマホを見ながら立体駐車場を歩いている。すると、前から白い車が！　危ないー!!　さすがに目の前の車は気がついたようでサっとよけるも、再び視線はスマホへ。そして彼女が進んだ方向は……車庫であった。

そう、本来、立ち入り禁止の場所に入り込んでしまったのだ。気づいたときはもう遅い。みるみるうちに、地下1階に吸い込まれていったのである。

・無人の格納庫で事故に

みなさんご存知のように、立体駐車場の内部はパズルのような構造だ。この駐車場では、車はパレットのようなものに載せられ、ガシャンガシャンと、エレベーターのように動かされるようだ。

女性が吸い込まれた車庫でも容赦なくガシャンガシャンと別の車が迫ってきた！　逃げる場所もなく彼女は、車と壁の間に挟まってしまったのだった。

・命とスマホ、どっちが大事？

負傷した女性は、すぐさま手術となったそう。両足切断という噂も流れたが、病院側によると、そのような事実はなく、7日現在、病状は安定しているそうだ。

命に別状がなかったのは不幸中の幸いかもしれないが、手術するほどのケガを負うとは……こんなの後悔してもしきれない。そのときスマホで見ていたものは、命と引き換えにするほどのことではないはず。歩きスマホ、ダメ絶対である。

参照元：YouTube、中新網（中国語）
執筆：沢井メグ