最近は、LINEやメールで連絡やパソコンでの作業が当たり前になったために、文字を書く機会がめっきり減ってしまった。そしてそれは若い世代にも言えるようで、きちんと文字を書けなくなってしまった学生が激増しているそうだ。

そんななか、ある名門大学が生徒の字が汚すぎて手書きの試験の答案が判読しにくいことを理由に、「試験中も生徒がパソコンを使用できるようにするべきでは」と検討し始めたというのである。

・名門大学が試験中におけるパソコンの使用を許可!?

英ニュースサイト『The Telegraph』によると、英名門ケンブリッジ大学が、「試験中も、生徒のノートパソコンやタブレットの使用を許可するべきではないか」と、動き出したのだという。

近年、ほとんどの学生が授業中もパソコンを使用してノートを取り、課題もタイプして印刷したものやファイルで提出しているため、文字を書く機会が激減している。生徒がまともに文字を書くのは試験の時のみ……という状態になっているようだ。

・生徒の文字が汚すぎて答案が判読不能!

普段ほとんど文字を書かないため、いきなり試験で解答を書こうにも、きれいにスラスラと書くのは容易ではないだろう。その結果、読みにくい答案を解読するのに教員が四苦八苦するハメになり、苦情が後を絶たなくなってしまったらしい。

すでに同校は、いくつかのテストで試験的にパソコンの使用を許可し、実験をスタートさせているとのこと。

・試験中のパソコン使用に異を唱える教育関係者も

しかし、教育関係者からは「文字を書くことで記憶力や理解力が高まる」などと、異を唱える声も挙がっているという。他の大学もケンブリッジ大学の後に続くことになれば、いずれは小中高でも、試験中におけるパソコンの使用が一般的になるのではないかと懸念されているとのこと。

かくいう筆者も、一日中パソコンで記事を書いたり翻訳作業をしているため、文字を書くのは食料品の買い出しリストを作る時ぐらいである。確かに「字が汚くなったな~」と思うこともあるだけに、“文字離れ” は、年齢層にかかわらず広がっている問題だと言えるかもしれない。

参照元:The Telegraph(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons