福岡県南部に位置する久留米市といえば、豚骨ラーメンや焼き鳥といったB級グルメが有名だ。一方で、日本最大級にデカい観音様とインドの世界遺産『ブッダガヤの大菩提寺』によく似た大仏塔を同時に拝めるスポットがあることはあまり知られていない。

巨大観音はまだしも、世界遺産に「よく似た」大仏塔って一体……なんというか、ありがたいを通り越して、珍スポット特有のかなりフリーダムなオーラを感じる。とにかく気になったので突撃してきたぞ!

・成田山 久留米分院

九州自動車道「久留米IC」からクルマで約10分、国道3号線をナビの案内通りに進んでいると、信じられないほどデカい観音様を遠くに発見した。ナビのゴール地点が示しているのは間違いなくアレだ……デカい、デカすぎるぞ。近づくにつれて迫力がさらに増していく。

今回訪れたのは『成田山 久留米分院』である。千葉県にある成田山新勝寺の分院で、開山は昭和33年。成田山信仰の大霊場として、九州はもとより日本各地、海外からも参拝者が数多く訪れるそうだ。また、全国の珍スポット愛好家たちの訪問も絶えないという。

・救世慈母大観音様とインド村・平和大仏塔極楽殿

拝観料は大人500円。入場してまず目に入るのは、もちろん超デカい「救世慈母大観音様」だ。赤ん坊を抱いている御姿はとても優しく見えるが、高さが62mもあるので威圧感はゴジラとほぼ同じである。もし急に歩き出したら、自衛隊が出動することになるだろう。

そして隣に立っているのは「インド村・平和大仏塔極楽殿」。なんでもインドのブッダガヤ仏塔と同型のもので、世界では2基目、日本唯一のものらしい。実際にブッダガヤ近郊の石を使用して現地で彫刻されたというから、本気度はかなり高いと言えるだろう。なんだか非常にありがたい気がしてきた。

ただ、観音様とインド村大仏塔の2ショットが生み出すテーマパーク的な空気感が妙に気になる。なんというか、全体的に特撮映画って感じなのだ。

・胎内巡り

それはさておきメインはここからである。インド村・平和大仏塔の内部にまつられている仏舎利の見学を終えた後に、観音様の裏側から胎内へGO。らせん階段をグルグル上れば、肩部分にある展望窓から筑後平野や有明海が見渡せるらしい。さっそく頂上を目指してみたのだが……階段がマジで無限。さすがは日本最大級にデカい観音様である。

途中、何度か体力の限界に達しそうになりつつも、心を無にして階段を1段1段のぼり続けた。そして、いよいよ景色を見渡すことができる肩部分にたどり着いたのだが……おいおいウソだろ、窓、小さすぎィィィイイイイ! 小窓から景色を眺める姿は必死そのもの。爽快感は限りなくゼロであった。

ただ、成田山敷地内には他にも「天然宝石造り歴史館」や「八大地獄絵巻・地獄館」など、マニアの心をくすぐる激アツスポットが満載である。全国各地から人が集まるだけあり、かなりインパクト抜群の観光地だったぞ。気になった方はぜひ一度足を運んでみていただきたい。

・今回ご紹介した場所の詳細データ

場所名 久留米成田山
住所 福岡県久留米市上津町1386−22
時間 9:00~17:00
休日 無休

参考リンク:大本山 成田山 久留米分院
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼日本最大級の高さを誇る「救世慈母大観音様」

▼赤ん坊の表情も気になる

▼見所は満載である


▼表情がヤバイ


▼涼しい顔のパターン

▼「インド村・平和大仏塔極楽殿」内

▼観音様の胎内は階段が無限に続く

▼頂上にある小窓が小さい



▼頂上にある落書きがヒドイ

▼インパクト抜群の観光地だった