世の中には数え切れないほどの食材が存在する。中でもトップに君臨するのが、畑界の絶対王者、にんにくだ。肉だろうが魚だろうがにんにく様と交わってしまえば、その圧倒的存在感の前にひれ伏すしかない。まさに “キング” と呼ぶにふさわしい食材といえよう。

そんなにんにく様の弱点は、自己主張が強すぎるため食べるシチュエーションを選ばざるを得ないこと。そして2017年8月22日、そのにんにく様が激しくアピッてくるとんでもないメニューが発売開始となったのでお知らせしたい。それが松屋の『鶏のバター醤油炒め定食』である。

・にんにくはガッツリ効いているのか?

松屋の『鶏のバター醤油炒め定食』は1人前630円、期間限定の新メニューだ。メニュー名だけだとにんにくの影は見当たらないが、ポスターにはしっかり「北海道バターと特製にんにく醤油で炒めた」と記されている。バターとにんにく醤油……これ食べる前からウマいやつや。

というわけで、松屋に足を運び『鶏のバター醤油炒め定食』を注文。どうせウマいことはわかっているが、果たしてどこまでにんにくを効かせているのか? こんなに期待させておいて、軽い “にんにく風味” だったら許さないんだから!

──だがそんな心配は無用だった。席にブツが運ばれてきた瞬間から、にんにく様が激しくアピールされておる! フワッと……というよりは “ブワッと” 香ってくるから、上級のにんにく大好きっ子ならばこの香りだけで白飯が進むことだろう。

・ハンパないにんにく臭

さっそく食べてみると、はい……ウマい。そして……にんにく様がエゲツない!! 正直、予想を上回るにんにく度で、あたり前だが「にんにくバター醤油」の味しかしない。鶏の食感は楽しめるが、鶏肉そのものの味を楽しむようなお上品なメニューではないことを記述しておこう。

さらに付け加えるならば、バターの風味もかなり濃厚で、完全に「デブの味」である。味も濃いめでご飯もめちゃめちゃススムくんだから、胃袋に自信がある人はライスを大盛り、もしくは特盛りにすることをオススメしたい。というか、炒め汁だけでも余裕でメシが食える。

身もふたもない言い方をすると「あさりバターの鶏肉版」といった感じの『鶏のバター醤油炒め定食』。期待を裏切らないダイナミックなウマさだから、興味がある人はぜひ試してみてはいかがだろうか? ただし、食後はちゃんと歯を磨こうな!

参考リンク:松屋
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼食べ終わったら歯を磨こうな!

▼にんにくの主張がパないぞ!!