湯けむりが立ち込める大分県別府市。温泉が有名なことは今さら言うまでもないが、訪れたならば絶対に行っておきたいのが「竹瓦温泉」である。なにせ、ここは明治12年(1879年)創設。100年以上も歴史があるからだ。

テレビをはじめ、さまざまなメディアに取り上げられている超有名どころの竹瓦温泉。しかし、入浴するにあたり、中には「タトゥーは大丈夫なのかな……」と心配になる人もいるのではないだろうか。そんな人に声を大にして言おう。心配無用であると!

・歓楽街の近くにある温泉

竹瓦温泉は別府駅から徒歩で10分ほど。商店街を通り、歓楽街を突っ切ったところにある。途中、ギラギラしたお店の前に立つ “お兄さん” たちから声をかけられ、ドキドキしながら到着した。すると……デデーン!

唐破風造(からはふづくり)の豪華な屋根を持つ竹瓦温泉が、圧倒的な存在感を放ちつつ出迎えてくれた。そのたたずまいは、さすが別府のシンボルというべきか。入る前から昭和っぽさを感じることができ、レトロな外観は見ているだけでホッとするようだ。

・タトゥーOKなのか聞いてみた

外観をパチリと写真に収めたところで、いざ入浴。竹瓦温泉は古い温泉というだけでなく、たった100円で入浴できるのも嬉しい。ちなみに、タトゥーは事前情報で「市営温泉はOK」と聞いていたが、念のためおかみさんに確認したところ、やはり大丈夫だった。

・シンプルながら味がある浴室

誰でも受け入れてくれる寛大さに感動しつつ、浴室に入るとこれがまたスゴかった。なぜなら、いざ暖簾(のれん)をくぐれば、100年の歴史を感じられる。浴場は使いこんでいることが一目で分かるレベル。しかも、珍しくシャワーのない洗い場という超絶シンプルな作りで、昔ながらの温泉を味わうこともできたのだ。

さっそく服を脱ぎ、階段を下りて風呂場へ行くと、年配の方が洗面器で器用にお湯をすくって体を洗っている。もはやその姿を見ているだけで風情あり。私(筆者)も見よう見まねのベテランスタイルで体を洗って入浴した。

・THE温泉

そして湯加減はというと、温度が43度に設定されているため、はじめこそメチャクチャ熱かった。……しかし、泉質の違いもあってか、普通の43度とは違う感覚を覚えたから不思議!

次第に熱さに慣れて肩まで浸かれば、お湯の温かさが体に染み込んでくるかのよう。お湯から出る頃には、心身とも癒されてサッパリし、まさに極楽とも言える入浴をすることができたのだった。

一言でこの温泉を表現するなら「THE温泉」。決して広くはないし、空調も扇風機のみと現代的な装置は一切ない。おまけに暑さもあってか、脱衣所の窓も堂々オープンしていた。だがしかし。古き良き時代をモロに思い出させてくれるような温泉は、他にないと言っていいだろう。

・最初から最後まで歴史を感じられる温泉

なお、休憩所は広々としていて快適。これまた扇風機のみではあるものの、天井も高く、温泉の定番・牛乳も置いてあることで昭和……いやもっと時代を遡ったかのような気持ちになれた。別府を訪れたら竹瓦。きっといい思い出になるのでオススメだ。

・今回ご紹介した施設の詳細データ

店名 竹瓦温泉
住所 大分県別府市元町16−23
時間 6:30~22:30(普通浴)
休日 12月の第3水曜日

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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