餃子といえば「餃子の王将」だが、「大阪王将」も忘れてはいけない。どちらも、おいしい餃子や中華料理を安く食べられる庶民の味方である。さて、そんな「大阪王将」であるが、結論を急ぐと非常にヤヴァイ新商品を発売してしまったようだ。

何がヤヴァイのかというと、そのルックスがヤヴァイ。炒飯なのに上にうなぎが乗っており、まあその時点で十分ヤヴァイのだが、そのうなぎの存在感がさらにヤヴァイのである。話が見えてこないと思うが、1つだけ言えるのは、その新商品がとにかくヤヴァイということだ。

・『うなぎ炒飯』とは何なのか?

本来、大阪王将は餃子専門店である。それ以外のメニューも充実しているものの、基本は中華料理屋のはず。しかし、2017年7月11日から期間限定で発売となった『極上うなぎ炒飯』なる新メニューは、一応は中華だが明らかに様子がおかしい。だって、うなぎはおかしいだろう。

そのヤヴァさを味わうため、現場である大阪王将へと駆け付けた私(あひるねこ)。『極上うなぎ炒飯』にはうなぎが半身の並盛(税込970円)と、特盛(税込1580円)の2種類がある。なにやら特盛からヤヴァそうな気配を感じたため、ここは迷うことなく特盛をチョイス!

・ヤヴァすぎるルックス

そしてついに登場した『うなぎ炒飯』なのだが……な、なんやこれェェェェェエエ! デケぇぇぇぇえええ!! 見た目はハッキリ言って、炒飯にうなぎが乗っているだけでそのまんまである。しかし、うなぎのスケール感が尋常ではない。これは想像以上にヤヴァイやないか!

皿の端から端までを横断する勢いで、炒飯を覆い隠さんとするうなぎ。長さだけではなく、横幅もかなりのサイズだ。その威風堂々とした佇まいは、もはや龍。龍が如く。神龍(シェンロン)と言ってもいいだろう。願いを1つ叶えてくれそうな神々しさに溢れている。

・果たしてウマいのか?

ルックスがヤヴァイのはわかったが、味の方はどうなのか? きっと多くの人は、うなぎがマズくないか気になっていることと思う。安心してほしい。私も、安いうなぎによくあるブニブニとした食感だったら嫌だなぁと思っていたのだが、フワッと柔らかくてびっくりするほどウマいのだ。

・うなぎと炒飯が合体した結果

白焼き、蒸し、3度の蒲焼きで仕上げているとのことで、以前某チェーン店で食べたうなぎの1000倍はウマい。それだけに、炒飯じゃなくて白米がいいんですけど、と思ってしまうのが人情かもしれない。だがしかし、実は意外と炒飯もイケるぞ。

味の濃いうなぎと味の濃い炒飯。2つが合わさるといい塩梅に……なったりするわけないだろ! 違うのだ。ただただ破壊力が増すのだ。1食でこの夏を乗り切れそうなほどの、凄まじいボリュームとパンチ力。余計なことは考えず、無心で食らう系のメシであることは間違いない。

・丑の日とか関係ねぇ

この『極上うなぎ炒飯』は2017年8月末までの販売予定だ。ちなみに、今年は7月25日と8月6日が土用の丑の日らしい。が、丑の日だからという理由で食べるには、いささかヘヴィーな気もする1品だ。ガソリンを注入したい! という人はぜひ食べてみてほしい。

参考リンク:大阪王将『極上うなぎ炒飯』
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼特盛 極上うなぎ炒飯(税込1580円)

▼その姿、龍が如く

▼意外と炒飯とも合う

▼2017年8月末までの販売予定だ