自衛隊の駐屯地には、普段一般の人が入ることはできない。しかし、夏の時期になると、各駐屯地では見学ツアーとは別に、夏祭りや盆踊り大会などが催される。そのようなイベントがあれば、一般人も限られた範囲で立ち入ることが可能になる。

もしも、訪ねた駐屯地にファミリーマートがあったら、ぜひともその品ぞろえをチェックしてみて欲しい。普通のお店には売っていない、陸上自衛隊ならではの商品を見つけることができるはずだ。

・一見普通のファミマ

私(佐藤)は最近、埼玉県の朝霞(あさか)駐屯地の一般公開日に、敷地内に入った。厚生センターと呼ばれる建物に、ファミリーマートがあることを事前に確認していた私は、さっそくお店に向かったのである。

実際に見ると、一見すると普通のお店と変わらない。飲食物の品ぞろえはほぼ通常のお店と一緒だ。

しかし、駐屯地のお店にしかないモノが、大きく分けて2つあった。ひとつは、自衛隊関連のお土産もの。代表的なものが、いわゆる「ミリ飯」と呼ばれる戦場食である。隊員が演習で使用する商品を購入することが可能だ。朝霞駐屯地のファミマで売っていたのは、カレーライスとハヤシライス。そしてスタミナ丼である。

・演習用品と衣類

そしてもうひとつが演習用品や、隊員向けの衣類である。

小型のバッグや、ヘルメット、ネクタイなど。もっとも目についたのは、消耗品である。靴下や靴の中敷き。

店内の様子は普通のファミマと変わらないと先に書いたが、靴下などが「行軍に最適」という言葉を添えて販売されているのは、駐屯地のファミマならではだろう。それらはとても新鮮に感じられた。

もしも駐屯地のファミマに訪ねる機会があったら、これらをお土産として購入してもいいかもしれないぞ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]