若干14歳にして将棋界の最多連勝記録を打ち立て、天才の名を欲しいままにしている藤井聡太四段。先日行われた都成(となり)竜馬四段との対局において、解説者のプロ棋士たちまでを絶句させるその姿は、まさにマンガの主人公と呼ぶにふさわしい。

佐々木勇気五段に初黒星を喫したものの、乗りに乗っている藤井四段を倒すのは至難の業だろう。しかし、コイツなら藤井四段にも間違いなく勝てる。そんな男が我々の身近に存在した。当編集部のサンジュンである。将棋のルールすら知らない男が、どうして藤井四段に勝てるのか?

その理由は、これからお伝えするカオス極まりない対局の様子を見てもらえば、すぐにわかるはずである。ちなみに、真面目に将棋が好きだという人は、ここから先は時間の無駄なので読まないことをオススメする。暇すぎて死ぬ、という人だけ読むように。

・藤井四段に勝てる男

藤井四段の話で盛り上がっていたある日のこと。唐突にサンジュンが「まあ、おれなら藤井四段にも余裕で勝てるけどね」などと言い出した。将棋の駒の動きすら知らないド素人であるにもかかわらずだ。この暑さでついに頭がイカれたのだろうか。気の毒な男である。

・将棋のルール知ってるヤツと知らないヤツが対局

その後も勝てる勝てるとうるさいため、編集部内で将棋を指せるYoshioと対局させることに。しかし、この対局があんなにも想像を絶するカオスな内容になるとは、この時の我々は知る由もなかった……。今ならまだ引き返せるぞ。本当に読みたい人だけ読めよ!

・悪夢の始まり

この男に常識は通用しない。私(あひるねこ)はそのことを対局の序盤ですでに確信した。歩を手に持ったサンジュンは、何を思ったのか自陣内にていきなり「成り」出したのである。言うまでもなく、本来は相手陣内に入らないと成ることは不可能。それをこの男は、いとも簡単にやってのけたのだ。

もしかしたらサンジュンなら。将棋の常識を打ち破るこの男なら……! 藤井四段を倒すことができるかもしれない。ここから先は、この男がいかにヤバイかを要点をまとめてお伝えしよう。

・ヤバイ理由その1:駒を取られることを拒む

将棋とは基本的に相手の駒を取り合うゲームである。しかし、そんな大前提さえもこの男の前では意味をなさない。Yoshioが飛車を使ってサンジュンの歩を奪うと、「なんで俺の勝手に取るんですか!?」「それは呑めないな」などと意味不明なことを言って駒を取り返すのだ。ちなみに、これでも1児の父である。

・ヤバイ理由その2:角から角へのワープが可能

この件についてはマジで頭がおかしいと思うのだが、自分の角(かく)が盤面の角(かど)に入ると……。

相手陣地の角(かど)にワープできるというのだ。何を言っているのかわからないと思うが、私もサッパリわからん。さらに、その角(かく)が馬へと成ると、ステルス状態になり相手から見えなくなるとのこと。何言ってんだこいつ。

・ヤバイ理由その3:必殺技的なヤツを使う

そこからなんやかんやあって、相手陣地の2カ所の角(かど)、そのどちらにも角(かく)を置くことに成功したサンジュン。しかし、このあと起こる事態に我々は目を疑った。「はい、グランドクロスです」と言い出した次の瞬間!

2枚の角(かく)で桂馬と銀を一網打尽にしたのである。なんでやねん! これはさすがに笑うし、逆になぜ金は残したのかも謎すぎる。そもそも角(かく)が何マスも直進しちゃダメだろ言いたいことは尽きないが、完全にどうかしているのは間違いないだろう。

・ヤバイ理由その4:兵糧の概念を持ち込む

どういうわけかサンジュンは、香車のことを “兵糧を運ぶ車” だと思い込んでいるようだ。いや、将棋に食糧問題とかないから。おそらく少し前の『キングダム』にそういう描写があったからだと思うが、「兵糧が尽きたからこいつは飢え死にです」などと勝手に駒を脱落させていく姿には、狂気を感じざるを得ない。

一方、サンジュンの謎ルールにフルボッコにされるYoshioからは、徐々に感情そのものが失われているようだった。個人的にも、この不毛な茶番はいつまで続くのかという思いが増すばかりである。

・ヤバイ理由その5:王の強さが異常

さすがにそれはナシだろ、と思ったのは、Yoshioが香車で王手をかけた時のことだ。Yoshioの香車は王から2マス離れた位置に陣取り、その間に障害物はない。サンジュンに残されている手は、王を横か斜めに逃がす動きだけのはず。だがしかし……。

気付いた時にはYoshioの香車は奪われていた。しかも、王はその場を動いていない。理由は、「王は1番強いのでオーラ的に弾き飛ばされるから」とのことである……。書いていてそろそろ苦痛になってきたぞ。みんな大丈夫か? もうすぐ終わるからな。頑張れよ!

・ヤバイ理由その6:動画が長すぎる

後半、サンジュンは「ゴールデン・エアプレイン」とかいう技を繰り出すのだが、これに関しては撮影していた動画を見返してもまったく意味がわからないため、詳細を省略させていただく。ちなみにこの動画、なんと35分もある。一応YouTubeで公開はしているものの、誰が見るんだよ!

・藤井四段と戦いたい

最後にYoshioの王が取られた時の、「ようやく終わったか」感といったら……。しかし、私は確信を深めていた。この男なら藤井四段に勝てる。負けるはずがない、と。

おい藤井四段、見てるか? もしこの記事を読んでいたら連絡をくれ。勝負しようぜ。サンジュンが相手になる。こっちはマジだからな。連絡待ってるぞ! あと誕生日おめでとう!!

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼Yoshioの駒、少っ!

▼二歩とか関係ない

▼よくわからなかった必殺技「グランドホース(暴れ馬)」

▼尋常ではない詰められ方をするYoshioの王

▼完全なる詰み

▼この男なら、藤井四段に勝てるはず!

▼対局後も不毛な検討は続く……

▼対局の全貌がここに