1986年に設立され、グループ合計で3500人以上(2016年3月時点)の従業員が在籍している飲食大手「ワタミ」。そんなワタミが以前、大きく取り上げられた事件がある。それは従業員の過労自殺問題だ。

2013年に入社したての社員が過労自殺したとして、遺族が同社を提訴。後に和解が成立して事件は終結した……と思いきや、現在公募中の新卒求人の条件がヤバすぎるとネットで話題になっている。

・「採用情報」にある給料の内訳が問題に

ワタミグループの公式ホームページのリンク先である「リクナビ」によると、同社の今年度の採用予定人数は51〜100名、初年度の月給例が月20万円程度、その他、2週間以上の連続休暇が取れることなどがポイントだという。

そして現在、問題となっているのは、同社の「採用情報」に記載されている給料の内訳の “深夜みなし手当” と “時間外労働” についてだ。詳細は次の通りである。

「給与モデル / 月収例【239,630円】 ■23歳 一般社員(独身・3ヶ月以上・社宅使用の場合)(内訳)基本給月202,100円(月間127時間分の深夜みなし手当30,000円 + 営業手当10,000円含む)+諸手当 + 超過勤務手当37,530円(時間外勤務30時間)※127時間を超えた時間外労働については追加支給

・記載内容が分かり難い

──「月間127時間分の深夜みなし手当30,000円」とあり、最後には「※127時間を超えた時間外労働については追加支給」との注意書きが記されている。この文脈だけをみると127時間もの深夜残業が発生していながら、たった3万円しか支払われていないように見えてしまう。

だが冷静に考えると、ここに記載されている “深夜みなし手当” は残業(時間外労働)とは別に、基本給の25%増しの深夜労働手当だけを指している可能性も大きい。しかし、いずれにせよ、記載内容が分かり難いことに変わりはない。

ネットの声を探ってみると……。

・ネットの声

「ワタミの求人やばすぎるだろ」
「ひええぇえ」
「狂気しか感じない」
「まだこんな求人出してんのかよ」
「127時間の深夜みなし残業手当が3万円!?」
「どこの強制労働施設かな?」
「逆にこの条件で募集するやつに興味がある」
「ワタミの求人はもしかしたらメルカリのいたずら出品みたいなものかもしれない」
「こんな求人載せるリクナビもおかしい」
「社員募集の求人サイトがワタミだらけだったのはこの為か」

・和やかなムードになるには時間が必要か

「まだこんな求人出してんのかよ」といったコメントからは、ブラック企業のイメージが拭い去れていない様子が見て取れる。和やかな民という意味を持つ「和民(ワタミ)」だが、和やかなムードになるにはまだまだ時間がかかるかもしれない。

参照元:リクナビ「ワタミ株式会社 採用情報」
執筆:K.ナガハシ
イラスト:Rocketnews24.